社会の複雑さを示す『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』、そして『育休刑事』―本ランキング6月23~29日

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』、そして『育休刑事』―本ランキング6月23~29日

こんにちは、ブクログ通信です。

今回のランキングの1位は、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でした。優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学にいる様々な人種、そして勃発する様々な事件。12歳の「ぼく」が、思春期まっさかりのなかで出会う様々な差別。世の中に蔓延するあらゆる問題がここにある……。親である筆者の視点から描かれた、名作ノンフィクションです。

3位に、砥上裕將さんのデビュー作にして第59回メフィスト賞受賞作となる『線は、僕を描く』がランクイン。水墨画家の著者が描くのは、水墨画を題材にした若人たちの青春物語。本作は単行本発売前から非常に高い評価を受けており、著者も今後の活動が楽しみです。

今週急上昇してきたのは、『戦力外捜査官』シリーズで知られる似鳥鶏さんの新作、『育休物語』でした。ミステリ作家の太田忠司さんご自身のTwitterにて「赤ちゃんを育てることの大変さが(男性視線で)これほどリアルに描かれている小説は滅多にないよ」と言及し、大きな話題となりました。男性女性問わずオススメしたい一冊です。

それでは、ランキングを見てみましょう!

本ランキング [2019年6月23~29日]

1位 [↑] 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

2位 [↑] 『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』

3位 [NEW] 『線は、僕を描く』

4位 [↑] 『マチネの終わりに (文春文庫)』

5位 [NEW] 『絶唱 (新潮文庫)』

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\そして、今週の急上昇作品は、これ!/

『育休刑事』

育休刑事

著者 : 似鳥鶏

幻冬舎

発売日 : 2019年5月23日

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おわりに

いかがでしたか。みなさんの読書生活の参考にしてくださいね。
来週のランキングもお楽しみに!