こんにちは、ブクログ通信です。
今回のランキングは、江國香織さんの『彼女たちの場合は』が首位に躍り出ました。5月2日刊行、江國さん2年ぶりの新作長編小説です。ニューヨークの郊外に住むいとこ同士の礼那と逸佳は、ある日二人で「アメリカを見る」旅に出る。バスやトラックを乗り継ぐ旅は、自分を捜し求め、希求する旅でもあった―。5月新刊、目玉のひとつです。
5位に、リン・トラスさんの『図書館司書と不死の猫』が入りました。愛妻を亡くし、図書館職員を定年退職した「わたし」のもとに届いた一通のメール。そこには、人間の言葉を使う猫が語った、衝撃の過去が。その話に魅了された「わたし」は、真偽を確かめるための調査に乗り出した―。猫好き、図書館好き、なによりミステリー好みの読者を全員魅了してしまう一冊です。
ランク外ながら6位につけたのが村上春樹さん、柴田元幸さんの対談集『本当の翻訳の話をしよう』でした。小説と翻訳をめぐる対話の単行本化です。村上春樹さんの入門書としても読める一冊。村上さんは『文藝春秋2019年6月号』で父の来歴と戦争のことを語っており、そちらでも話題になりました。ぜひ一緒に読み合わせてみたいですね。
それでは、ランキングを見てみましょう!
本ランキング [2019年5月5~11日]
1位 [↑] 『彼女たちの場合は』
2位 [→] 『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』
3位 [↑] 『サブマリン (講談社文庫)』
4位 [→] 『蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)』
5位 [NEW] 『図書館司書と不死の猫』
\そして、今週の急上昇作品は、これ!/
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