今も昔も、私たちは偽医学に走りかねない―本ランキング4月28日~5月4日

今も昔も、私たちはニセ医学に走りかねない―本ランキング4月28日~5月4日

こんにちは、ブクログ通信です。

今回のランキングでは、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷(上)』が首位に返り咲きました。長いあいだ上位を占めている作品ですが、GWに書店に向かったかたが改めてこの本の文庫化を知って、購入に至ったケースも多そうですね。

3位に入った『世にも危険な医療の世界史』は、「引き寄せられる帯」としてTwitterなどで大きな話題になりました。歴史上さまざまな医学処方がありましたが、そのなかには当時「常識」だったけれど、いまや迷信・偽医学以外のなにものでもないような処方があります。現代の私たちも、時には偽医学を頼ってしまいがちなきらいもある―そんな反省を読み手に投げかける一冊です。ブクログでも、多くの読書人から反響がありました。

ランク外ながら急上昇しているのは、青柳碧人さんの『むかしむかしあるところに、死体がありました。』でした。ふんわりしたイラストのなかで転がる死体という強烈な書影が、ネット上でも話題になりました。昔話パロディ×ミステリ(!?)という例をみない作品は、多くのブクログ読者にも受け入れられたようです。

それでは、ランキングを見てみましょう!

本ランキング [2019年4月28~5月4日]

1位 [↑] 『蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)』

2位 [↓] 『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』

3位 [↑] 『世にも危険な医療の世界史』

4位 [→] 『蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)』

5位 [↓] 『サブマリン (講談社文庫)』

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\そして、今週の急上昇作品は、これ!/

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』

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おわりに

いかがでしたか。みなさんの読書生活の参考にしてくださいね。
来週のランキングもお楽しみに!