こんにちは、ブクログ通信です。
3月4週のランキングでは、朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』が先週2位から1位にランクアップ。平成最後の年に、朝井リョウさんが取り組んだのは、今の若者たちが直面する問題。承認欲求、生きる意味、そして生きがいではなく「死にがい」を求めてしまう人々……平成の若者たちの気分が詰まった一冊です。
今週は硬質な本が多数ランクインしています。2位には大澤真幸さんの『社会学史』。大澤さんによれば、「社会学は、『近代社会の自己意識の一つの表現』」。その観点から、社会学誕生以前のさまざまな思想、そして社会という主題の発見、さらには現代の社会学者たちが論じられます。5位には佐宗邦威さんの『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』。感覚・アイデアの徹底的実践を可能にするため、「根拠のない直感・思い込み」「人に理解できない感性・ビジョン」を手なずけ、飼いならす方法を教える一冊です。
今回急上昇してきたのは、4月10日発売予定、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷(上)』です。第156回直木賞、2017年本屋大賞、第5回ブクログ大賞小説部門などを受賞した名作がとうとう文庫化。本棚登録が増えてランキング上昇しています。ブクログでインタビューしたこともありました。未読のかたは、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょう?
それでは、ランキングを見てみましょう!
本ランキング [2019年3月17日~23日]
1位 [↑] 『死にがいを求めて生きているの』
2位 [NEW] 『社会学史 (講談社現代新書)』
3位 [↑] 『傲慢と善良』
4位 [↓] 『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』
5位 [↑] 『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』
\そして、今週の急上昇作品は、これ!/
最新情報はブクログの公式アカウントから!