芥川賞・直木賞受賞作が続々ランクイン!『王子様のくすり図鑑』も急上昇中! 2018年1月15日~1月21日

こんにちは、ブクログ通信です。

今週の本ランキングは、第158回芥川賞・直木賞受賞作の発表の影響で順位が大きく入れ替わりましたが、原田マハさん『奇跡の人 The Miracle Worker』が、他作品の追随をゆるさず堂々の1位を獲得しました。

1位 [NEW!] 『奇跡の人 The Miracle Worker』

2月、雪深い青森。盲目で、耳が聞こえず、口もきけない少女と、彼女の教育係となった女教師。大きな苦難を背負いながらも、強烈な光を放つ少女・れん。彼女に眠る才能を開花させるべく、教師は授業を始める―。奇跡の物語。

2位 [↓] 『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』

3週連続1位とはなりませんでしたが、今週も安定のランクイン。

3位 [NEW!] 『銀河鉄道の父』

第158回直木賞を受賞し、急上昇ランクイン!創作に情熱を注ぎ続けた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く。賢治の信仰への目覚め、妹トシとの死別は、父の目にどのように写っていたのか。一人の「息子」として生きる賢治の姿が浮かび上がります。

こちらのインタビューもあわせてぜひ。
文春オンライン「直木賞受賞 門井慶喜「満たされないものがあるから、人間はまた次に頑張るんでしょうね」」

4位 [NEW!] 『おらおらでひとりいぐも』

第158回芥川賞を受賞され、急上昇ランクイン!おめでとうございます。著者の若竹さんは、63歳で史上2番目の年長受賞となりました。捨てた故郷、疎遠になった二人の子供、突然の夫の死を思い、74歳の桃子さんが悲しみに震えながらも辿りついたのは―。
作中に用いられる東北弁のリズムがなんとも心地よく、そして力強く、読む人の頭に響きます。失ってしまったことへの悲しみがあふれる一方で、読んでいるわたしたちを勇気づけてくれる、味わい深い作品です。

文春オンライン「芥川賞受賞・若竹千佐子インタビュー「子どもよりもまず自分。経験を重ねてわかったこと」」

5位 [↓] 『物語のおわり』

先週2位から3つランクを落としましたが、★4.15の高評価で今週も引き続き熱く支持されています。

こうしたい、ああなりたいと夢を持っている時に家族や身体や金銭のことで悩む。あるいは夢に向かって進もうとしている人に嫉妬して、それを阻もうとする。自分の方が人生経験があるからといって、子供の未来に賛同できず、反対する。
どうすれば正解だったのか?
そんな経験に思い巡らせながら読んだ。

きーこさんのレビュー

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\そして、今週の急上昇作品は、これ!/

『王子様のくすり図鑑』

Twitterで話題になり、急上昇中。
かわいいイラストで、「薬」について学べる!くすりの国の王子様とともに、「かぜ」に襲われた街や「感染症」の広がる森などを旅しながら、子供の「薬」について知ることができる一冊。
姉妹版に、『王様のくすり図鑑』(大人の薬図鑑)、『皇帝の漢方薬図鑑』(漢方薬図鑑)があり、こちらもおすすめです。

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おわりに

いかがでしたか。みなさんの読書生活の参考にしてくださいね。
来週のランキングもお楽しみに!