年の瀬企画!年内に読んでおきたい!ブクログスタッフが選ぶ一年のアカを落とす本8選

今年も押し迫ってまいりました!みなさんも信じられないかもしれませんが2016年は残り僅かです。震えがきますね!驚いているうちに大晦日がやってきそうです!

今回もブクログスタッフからおすすめの本をピックアップ!テーマは2016年年の瀬企画!年内に読んでおきたい!アカを落とす本8選です!数ある素敵なレビューの中から「共感」したみなさんのレビューも合わせてご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

天才たちの「普通」について

さぞかし変わった人がいるのだろうという予想は、半分当たりで半分外れ。確かに、いやもう天才と呼ぶしかないよねという優れた才能の持ち主や(「口笛で藝大に入った」人がいる)、ちょっと他ではお目にかかれないファッションで構内を闊歩する人とか(この女性が一番のインパクトだった)、すごいわ~としか言いようのない方々が次々出てくるのだが、トータルな印象としては、多くの学生が真面目で真摯で、「普通の」若者なのだと感じた。
一般人から見れば抜きんでた才能を持つ藝大生も、その道のプロとして生きていくのはとても難しい。それでも一生懸命制作や練習に打ち込む姿に心を打たれ、「珍物件」拝見、という最初の気持ちは、読み進むにつれてすっかりなくなった。若者がひたむきに何かに取り組んでいる姿って、本当にいいものだとしみじみ思う。

たまもひさんのレビュー

今年下半期ベストセラーの本著ですが、確かに才能を持つ若者たちがとても「普通」であり、身近な存在に感じることができました。それは著者の二宮さんが、天才的な「ボケ」に対して的確な「ツッコミ」を入れる漫才の相方のように、「普通人」の感覚で藝大生にインタビューしてくれているからだろうと思います。変な表現ですが、一度も会ったことのない藝大生のみなさんと居酒屋で朝まで多い飲み笑い語り合ったような感覚を味わいました。遠い向こうの「天才」ではなく、日々の鍛練と努力の中で精いっぱいもがく(もしかすれば、行方知れずになってしまうかもしれない)魅力的な若者たちと出会えたという印象です。彼らの弾ける生命力を前にして、打算と妥協で生き抜いたこの一年を振り返りたいと思います。(編集長M/40代♂)

現代版の「晴耕雨読」指南本!

著者 : pha
大和書房
発売日 : 2015-12-19

現代版の「晴耕雨読」指南本。
ネット時代では情報が溢れかえっていることで、ついつい”〜〜しなきゃ”とか”〜〜しはければならない”とか、”〜〜したほうがいい”といった軽い「脅迫観念」に囚われている人があまりにも多過ぎると著者は言う。
マッチョに生きることよりも、できないことやわからないことは認めた上で、だらしなさも許容(他者に対しても自己に対しても)することの方がはるかに”ラク”に生きれると説く。
仏教的な”悟りの境地”を、高名な僧侶ではなく一流大学卒のニートが書いている点などはとても現代的なのかもしれない。

sam0904jpさんのレビュー

sam0904jpさんのおっしゃるように世捨て人たるphaさんだからこそ導き出せたオブセッションにとらわれない生き方の指南書であり確かに仏教的境地に近い。「しない」とは撤退や逃亡だというネガティブな意味でのラベルが貼られがちですが、自ら「しない」ことを選びとることにおける一個の前進であり解決だとミニマリスト的ソリューションを教えていただける良書です。新しいラジカルな発見といよりは「そらそうだ」という納得を得られます(だから「悟り」に近いのでは)。今年の「アカの落とし方」をまず検討したい方におすすめ。(編集長M/40代♂)

限りある時間を大切に生きていこう

著者の意識改革の過程を漫画で記したもの。断捨離指南本というより、日々の暮らしであるある的なエピソードに断捨離要素を入れたという形で気楽に楽しめる一冊。読了後、改めて日々の暮らし方を見直し、限りある時間を大切に生きていこうと思える作品。

最勝寺チカコさんのレビュー

大切に生きていこうと思える作品、というレビューに大変共感しました。今の暮らしを見つめ、時間を振り返ると、生活リズムの改善やお金の節約などにもつながりますよね。来年もより健やかにすごせるよう、この本片手にさまざまなものを見直してみてはいかがでしょうか。(バックオフィスI/30代♀)

ブクログスタッフが選んだ「このマンガがすごい!2017」作品です!

「幸せの形が少し変わっただけだ。きみはそれを不幸と思うかい?」大切な人が隣にいない寂しさをどう埋めているのか?そう問うた相手は長年連れ添った妻を亡くした老人。寂しさとは埋めたくとも埋められない。ずっと穴の隣に座っているようだ。でも長年の思い出がある。何かを見ればそこに妻との思い出がある。それが嬉しくて愛しくて幸せ。そう思える人生を過ごしていきたいものです。

へきくうさんのレビュー

夫婦の心温まるやりとりと、日本の四季折々の行事を教えてくれる作品で、今年の「このマンガがすごい!2017」の「オンナ編」でもブクログスタッフが選ばせていただいた作品のひとつでもあります。まさに、こんなふうにお互いを尊敬し、大切にし合う人生を過ごしたいものですね。年の瀬、「大切なひと」のことを想いながらぜひ読んでみてください。(バックオフィスI/30代♀)

何度読んでも「振り返るのに最適」な本

今までの自分の生き方、考え方を深く反省させられるとともに今後の行動の指針となる考えを示してくれる。仏教の教えも随所に出てくる。生きている間に少しでも魂を磨く、徳を高める、今からでも遅くは無い。意識して努めていこうと思った。

zanzan1205さんのレビュー

ものすごくメジャーな本ですが、何度読んでも今の自分の行動や考え方を振り返るのに最適な本です!私もこの本をもう一度読んで来年の心構えを再度固めたいと思います。(デザイナーN/30代♀)

「幸福の七カ条」から来年の目標を考える

戦前・戦中・戦後を生きぬいた著者のリアルな自伝で、水木しげるが好きになれる、そんな本です。
実は重たいテーマをさらりと軽快にユーモアを持って語っておられ。ひとつひとつの言葉が心にじんわりと広がります。

たか旦那さんのレビュー

「幸福の七カ条」はとても有名なので目にしたことがある方も多いと思いますが、水木しげる先生の今までの壮絶な人生、ものすごくおおらかなお人柄を知るにもとても良い本です!来年の目標を立てるのに参考にしてみては如何でしょう?(デザイナーN/30代♀)

大切な人のことを考えながら読んでみてください

そこはかとなくほっこりに包まれる、胸がきゅんとなるステキな一冊。
オス犬とメス犬(という名称では色気がないが)のあったかいやりとり。
「もしもわたしが~だったら?~」と、他愛のない質問をなげかけては、愛おしさに溢れた返事をする繰り返し。
それがたまらなく優しくて、愛する誰かと一緒にいることの貴さにホロっとくる、癒しの本。

chizuru4748さんのレビューのレビュー

2016年、いろいろなことがあったと思います。年末は好きな人と想いを確かめ合うのもまた素敵ですね。
「こんな会話ができる恋人がほしい!」「いまの恋人とこんな感じ~!」「そんなこともあったなあ」など、読んだ人によって感想がまったく異なるのもおもしろい本です。恋人だけでなくご夫婦にも。(バックオフィスS/20代♀)

描いてデトックス!

レビューがありませんが、ご紹介します!写経よりも気軽に取り組むことができる写仏。それぞれの仏像についての解説もあり、詳しくない方でも気軽に取り組むことができます。実際に仏像を見に行けなくてもまた「仏像女子」ならずとも、静かな気持ちになれる一冊です。(バックオフィスS/20代♀)


いかがだったでしょうか?今年はとても本が読めた方も、あまり本が読めなかった方も積読ばかり積み上げてしまった方も、年末でご多忙中かとは思いますが、最後の一冊を選び、思い残すことなくゆっくりと新年をお迎えください。

それでは

2016年は大変お世話になりました!
2017年も引き続きよろしくお願いいたします!
良いお年を! -ブクログスタッフ一同