ブクログ大賞海外小説部門ノミネート作品をご紹介! アントニオ・G・イトゥルベ『アウシュヴィッツの図書係』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回はピーター・トライアスさんの『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』をレビューしました。最後の紹介です。実話に基づくアウシュビッツの感動の物語、アントニオ・G・イトゥルベさんの『アウシュヴィッツの図書係』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

ブクログ大賞海外小説部門ノミネート作品 アントニオ・G・イトゥルベさん『アウシュヴィッツの図書係』


ブクログの登録者数:561人 ★4.31評価

内容紹介

アウシュヴィッツ強制収容所に、見せかけのために作られた学校には、8冊だけの秘密の図書館がある。図書係の14歳のユダヤ人少女ディタは、収容所という地獄でも、生きる意欲を失わない。実話に基づく物語。

\ おすすめのレビュー!/

いつも評価の星を付けるけれどこれはちょっと付けるのに躊躇してしまう。
所々に年月日が書かれていてその都度「早く45年になってくれ」と思いながら読んでいた。
読んでる私から見たら戦争は45年で終わる。という事を初めから知ってるからこういう読み方になってるのだけど、当時の人からしたら終わりなんてみえない、いつ終わるか判らない状況の中あの想像を絶する環境に身を置かされていた。「1秒でも長く生きる」その事がどれだけ難しい事か。
その中で主人公の少女は8冊の本を守り抜いた。
たかが本、されど本。
生きる希望・精神的な支柱になっていた本。
ディタのヒーローであるフレディ・ヒルシュ。
あんな別れが待ってるなんて。
ディタとマルギットの友情。
解放された時2人が交わした「またね」の言葉が本当の意味で使えた事がとても嬉しかった。
戦争は根こそぎ奪って行くものでしかないね。
得るものなんて何もない。

yanさんのレビュー

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以上で、ブクログ大賞ノミネート作のご紹介は終わりです。さあ、投票〆切は7/31です!お早めに投票をお願いいたします!