スペインのカタルーニャ地方で4月23日はサン・ジョルディの日と呼ばれています。この日は本の日とも呼ばれ、男性が女性にバラを贈り、女性は男性に本を贈ったりします。
もちろん親子や友達同士、また恋人同士でも本を贈りあいます。
とはいえ、本をプレゼントすることへの抵抗感、ありませんか
でも、本をプレゼントするのってすごくむずかしいです。なにより照れくさいですよね。本は普段読んでいたとしても、誰かにプレゼントするとなると途端にハードルが上がるような気がします。自分の気持ちがこもりすぎて重たくないかな、気に入ってくれるかなあ、という不安だってついてまわります。
でも、想像してみてください。
プレゼントってなんでもいいんです。その人が喜んでくれるものってなんだろうなあと考えて、時間をかけてひとつのものを選ぶ。プレゼントをもらったとき、そんな時間や気持ちのことを想像して、もらった人はうれしくなったり(時にはがっかりしたり)するのではないでしょうか。それはプレゼントするものが本になっても同じなのだと思います。
先日最終回を迎えたドラマ『カルテット』でも、恋人の幹生(宮藤官九郎)から真紀(松たか子)がもらった、詩集や映画について語るシーンがありましたね。
こんなにおもしろくないもの 「おもしろい」って言うなんて おもしろい人だなって よくわからなくて 楽しかったの
その台詞から、真紀の幹生に対する深く苦い愛がにじみだすような、切ないエピソードでした。
本のプレゼント。
そのきっかけはもちろんサン・ジョルディの日だっていいですし、普通の日だっていいのです。
花に込められた花言葉のように、こっそり本に想いを込めてあの人に送ってみましょう。
4月23日はサン・ジョルディの日
スペインで本をプレゼントする日として盛り上がるサン・ジョルディの日。あなたが贈りたい本や、もらってうれしかった本はありますか?ハッシュタグ(#この本をあなたに贈りたい)をつけてください!18日までっ! #読書垢 #本好きな人と繋がりたい— ブクログ 読書管理アプリ (@booklogjp) 2017年4月11日
ブクログのtwitterでは、4月18日までの間、「あなたが贈りたい本や、もらってうれしかった本」を募集しています。ハッシュタグ(#この本をあなたに贈りたい)をつけて、ぜひつぶやいてみてくださいね。
みなさんと本のエピソード、お待ちしています!