ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門ノミネート作品をご紹介! こだま『夫のちんぽが入らない』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回まではビジネス書部門の紹介で、森岡毅さんと今西聖貴さんの『確率思考の戦略論』を取り上げました。今回からエッセイ・ノンフィクション部門の紹介に移ります。
今回はその内容と題名によって大きな反響を呼び起こした、こだまさんの『夫のちんぽが入らない』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門ノミネート作品 こだまさん『夫のちんぽが入らない』


ブクログの登録者数:1317人 ★3.95評価

内容紹介

同じ大学に通う、自由奔放な青年と交際を始めた18歳のわたし。初めて体を重ねようとしたある夜、彼の性器がまったく入らなかった。2人はその後結婚するが、いつまでたっても「いつか入る」という願いは叶わない…

\ おすすめのレビュー!/

学校に通って卒業して就職して、結婚して子どもを持つ、いわゆる普通の暮らしが当たり前で、それができない人は「欠陥品」。そんな価値観が21世紀の現代もどこかにまだ残っているように思うことがある。石を投げられることはなくとも、道の真ん中を堂々と歩けないような、そんな感じ。だから結婚しないんじゃなくてできない、子どもを持たないんじゃなくてできない、そういう捉え方をされてしまって苦しんでいる人がたくさんいるのだと思う。

夫のちんぽが入らない、本当に衝撃的なタイトルで、タイトルを聞いてから手に取るまでにかなり時間がかかってしまった。でも、読んでよかった。人生は人それぞれ、価値観も、身体も心も、家族のあり方も、人それぞれ。目の前の人の考え方や生き方を否定することなく最大限尊重できる人でありたい。他人に対しても、自分に対しても。

masueさんのレビュー

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次回は又吉直樹さんの『夜を乗り越える』をご紹介します。お楽しみに!