今回、ブクログ通信ではこの新撰組の日にあわせて、Twitter上でみなさんから「新撰組に関連する本」を募集しました。レジェンド的な小説から、ビジュアルブックまで、たくさんの作品をおすすめしていただきました!
ご存知ですか?3月13日は、新撰組の日!
「新撰組の日」は、文久3年3月13日に、新撰組の前身である「壬生浪士組」が発足した日にちなんで制定されました。激動の幕末の中で、剣を手に取り命を賭して戦った男たちの姿は、たくさんの人たちの手によってその物語が編み直され、いまだなおわたしたちの心を捉えています。
前置きはこれくらいにして、いざ!
1位 やはりこれは外せない!司馬遼太郎『燃えよ剣』
圧倒的な支持を得て、見事1位に輝きました!司馬遼太郎の筆がうなる、彼の幕末ものの頂点とも言うべき作品です。幕末の動乱期を、新撰組の副長として剣に生き、剣に死んだ土方歳三という男。百姓の子として生まれ、ケンカっぱやいトシがどうやって新撰組を作り上げ、率いていったのか。読み終える頃には土方ファンになる人が続出する名作です。
この作品から新撰組にハマった!というコメントをたくさんいただきました。
#おしえて新撰組
『燃えよ剣』を読んだ友人が高校デビューで剣道部の門を叩いた姿を見た時は、燃えよ剣と司馬遼太郎先生の凄まじさを感じた。( ̄∇ ̄) 私は和田慎二先生の『あさぎ色の伝説』かな。各所のキラキラ沖田君をお見かけする度に「沖田はヒラメ顔…」って魔法の言葉を呟いちゃうよ— スイ (@sui_robot) 2017年3月8日
確かに「燃えよ剣」。確か高校生の時読んだはず。もう一回読みたくなってきたぞ😃 #おしえて新撰組
— Takashi Honda (@Suzurin_hon) 2017年3月7日
のめり込むキッカケになったのは司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」。一番読み返す回数が多かったのは福田定良さんの「新撰組の哲学」。特に後者は本当に面白いので。#おしえて新撰組
— yamabatu@4/7ベガルタ仙台戦 (@yamabatu) 2017年3月12日
2位 司馬遼太郎が追い求めた男の姿がここに…!司馬遼太郎『新選組血風録』
2位にも司馬遼太郎作品がランクイン!斎藤一、加納惣三郎、井上源三郎、沖田総司など、新撰組隊士たちの生き様が綴られた、15編の珠玉短編集です。常に死とともにあった隊士たちがそれぞれ笑い、悩み、恋する姿から見えてくるのは、文字で読む「歴史」ではなく、確かに一人一人が生きていたということ、その手触りのようなものを感じさせられる作品です。
『燃えよ剣』と『新撰組血風録』、どちらも大好き!というお声をたくさんいただきました。
鉄板ですが、司馬遼太郎。「燃えよ剣」「新選組血風録」。この土方歳三がとにかくかっこいい。後者は短編集で、土方沖田の愛溢れる愛刀の話があるので、さにわの方に声を大にして勧めたい。(読んだタイミングでとうらぶ始めました) #おしえて新撰組
— あお°(• v •)° (@panda_dot) 2017年3月12日
司馬遼太郎さんの燃えよ剣と新選組血風録が好きだな!!
高校生の時授業中や休み時間に読んでたなぁ〜
燃えよ剣の土方さん本当にカッコイイから!!!!
漫画なら風光るかな。
#おしえて新撰組— かぽ@いち兄と紬くんに首ったけ (@kapo6w6) 2017年3月12日
3位 壬生浪士組に入隊した、おセイちゃんの視点から見た新撰組。渡辺多恵子『風光る』
兄と父の仇を討つために、うら若き少女、富永セイが男装して壬生浪士組に入隊するというところから物語が始まります。沖田総司のもとで必死に格闘するおセイちゃんの姿は、けなげで愛らしく、思わずページをめくってしまう作品です。少女マンガのときめき要素はもちろんありますが、それ以上にシビアな時代考証、描写力、魅力的なキャラクター作りでぐいぐい見せてくれる、すばらしい作品です。
風光る!!風光るの土方さんが1番好きです!!#おしえて新撰組
— ぬま (@dodopido15) 2017年3月11日
何この素敵タグ(*´Д`*)
タグつけてる方はやっぱり小説が多いなぁ〜
私はコミックスやけど「風光る」やな!
女の子主人公なのでフィクションが多いけど、作者さんのこだわりが見えて本当に面白い!!
屋根とか資料後々に発見して単行本で全部描き直したりしてますww#おしえて新撰組— ゆう @あさぎ (@tdhs1010) 2017年3月10日
4位 1人の男の生き様に涙…。浅田次郎『壬生義士伝』
貧しさゆえに南部藩を脱藩し、新撰組に入隊した吉村貫一郎。自分が死にたくないから斬り続け、人斬り貫一と恐れられても、妻子への仕送りのために守銭奴と蔑まれても、がむしゃらに生きようとする貫一郎。一人の男として、夫として、父親として、新撰組隊士として、たとえ美しくなくとも生きていく彼の姿に本当の美しさを見るような作品です。涙なしでは読めません。
『壬生義士伝』映画から入りましたが、泣けました。 #おしえて新撰組
— みあ (@mia_pyxis) 2017年3月9日
そ〜だな、ぱっと浮かぶのはやっぱり『壬生義士伝』とか?
あ、『沖田総司貧歌』とか。
中学校で初めて借りた本なんだけど本当に涙止まんなかった…。
欲しいと思って探してたけど結構前の本なのか見つからなくてネットでやっと手に入れた…。— ✿春✿クズの本懐キてるわ (@haru_2004227) 2017年3月8日
壬生義士伝#おしえて新撰組
— */HRYK (@HRYKtbyk) 2017年3月8日
5位 試衛館時代から描かれる、沖田総司の青春。和田慎二『あさぎ色の伝説』
新撰組一番隊組長、沖田総司の青春を描く名作。江戸市中の町道場であった、天然理心流の道場・試衛館を舞台に、近藤たちと少年宗次郎の交流から、新撰組として歴史の上に名を刻んでいくところまでが描かれています。新撰組のもととなった試衛館の時代から沖田の姿を追っていくストーリーに、よりいっそうキャラクターへの思い入れが強くなるばかりです。
わたしが新選組にはまったきっかけのひとつがこの和田慎二のコミック「あさぎ色の伝説」ですね。
京都の話もいいですが、試衛館時代の話が青春ものとして素晴らしい。#おしえて新撰組 pic.twitter.com/WmWz3LARTg— 野村弘明 (@officeshambleau) 2017年3月8日
私も同じです! #おしえて新撰組 https://t.co/wb2CD1zPbR
— 水理 (@rk_babylon) 2017年3月8日
新撰組好きのみなさん、そして新撰組の本は読んだことない!というみなさんへ
いかがでしたでしょうか。みなさんの熱い想いに、こちらの胸も熱くなるようです…。
どれも何度も読みたくなる、すばらしい作品ですね。
今回ここにランクインした本は、新撰組の本はちょっと読んだことがないな、知識がないとむずかしそうだな…という方でもきっと、楽しく読めるのではないかと思います。
通勤や通学の電車や、カフェ、お家、あなたの好きな場所で、眠っていた熱い心が呼びさまされるような体験を、ぜひしていただきたいです。
…が、しかし…、しかしです!
これじゃ紹介しきれないんです!足りないんです!
ランキングに入らなくても、みなさんが熱い想いを抱えた作品がまだまだたくさんあるんです!
というわけで次回、魅力的な作品を一挙にご紹介いたします。お楽しみに!→その弐はこちら!
もっともっとおすすめの本を見たい!という方はモーメントに、みなさんのツイートをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください!
おすすめ本を探し回っているGOHONくんも、今回新撰組の本を紹介してくれています。やっぱりどうしても外せないあの名作!とのこと…。こちらもぜひ。