ようこそ……あなたをホラーの世界へいざなう。「怖い絵本」7選

こんにちは、ブクログ編集部です。
上野の森美術館で12月17日まで開催中の、「怖い絵」展。
展示された絵画と、それが描かれた歴史的な背景をあわせて楽しむことができる展示会で、来場される方が後を絶たないようです。
けれど怖いのは、絵画だけではありません!子ども向けとされる絵本にも、怖いものがたくさんあります。

そこで今回は、子どもから大人まで楽しむことができる、おすすめの「怖い絵本」をピックアップしました。子どもが読んで楽しめるものから、大人が読んで背筋を凍らせるものまで、バラエティあふれる「怖い絵本」の世界。怖いものが苦手な方はご注意くださいね。

せなけいこさん『ねないこだれだ』

ねないこだれだ書影

人生で初めて出会う、「怖い絵本」かもしれません。
「こんな時間におきているのはだれだ?」という問いかけと、暗闇の中で夜更かししている子どもの姿。「あっ、これ自分のことかもしれない」と、小さな子どもたちがそわそわしながらページをめくっていくと…。物語の結末の余韻が、じわじわとこわさをかきたてます。

幼少の頃、あまりの怖さに本棚の後ろに隠した。

さんさかさんのレビュー

せなけいこさんの絵本は後味の悪さというか、救いのなさが有名だけど、これはその代表作!
日本中の子どもたちにトラウマを植え付けたに違いない!!
個人的には世界観も切り絵タッチの絵も好きなのだけど、息子に読むにあたり、寝る前は避けています(^^;

ぴろこさんのレビュー

せたていじさん訳、マーシャ・ブラウンさん絵『三びきのやぎのがらがらどん』

三びきのやぎのがらがらどん書影

少し大きくなった子どもに読んでもらいたい、よく考えると「怖い絵本」。
北欧の民話をもとに描かれた物語です。3匹のヤギは、「悪い妖精」とされるトロルを協力して出し抜き、最終的には…。極悪なヤギの表情を見ていると、どちらが悪者なのかわからず、読後にもやもやした違和感が残ります。読んだ人によってさまざまな解釈ができる、懐の深い絵本です。

絵が、おどろおどろしくて、お話もけっこう怖いのですが、何度も何度も読んだ本です。

morino-yukakoさんのレビュー

もしヤギと出会ったら、絶対に怒らせないようにする。

oriduru1970さんのレビュー

セーラ・L.トムソンさん著、ロブ・ゴンサルヴェスさん絵『終わらない夜』

終わらない夜書影

「想像してごらん。誰もいない廊下の奥から不思議な電車がやってきて、あなたを冒険の旅へつれだしてしまう、そんな夜を…」
自分のよく知る風景が、突然別の顔を見せる瞬間。わたしたちは背筋の凍る思いをしながらも、その反面、その不思議な世界に強くひかれてしまうことがあるのではないでしょうか。何もない闇の中に何かがあるような気がして、あわてて布団の中に逃げ込みながらも、もう一度その闇を見てしまうような記憶を、ページをめくりながら思い出させられます。
おそろしさとうつくしさがすばらしいバランスで共存する、大人も十分に楽しめる絵本です。

小さい頃想像した夜の不気味さと期待感がいっぱいの絵の本。
静かな夜にキャンドルの灯りで見るのが似合う本。

chiaki yamasakiさんのレビュー

闇を感じさせる神秘的で美しい本。想像力をかきたてられる、一度読んだら一生頭の片隅に残る不思議で不気味な本。

モネさんのレビュー

白仁成昭さん・中村真男さん著『絵本 地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵』

地獄書影

百聞は一見にしかず、という言葉があまりにぴったりの絵本。全ページ血まみれで、残虐極まりない地獄の描写に、おそろしさとともに笑いすらこみあげてきます。読む人の痛覚を刺激する、これぞ正統派!と言うべき、怖い絵本です。東村アキコさんが『ママはテンパリスト』で、この絵本を読み聞かせる場面が登場したことでも大きな話題になりました。

地獄ファンとしては外せないね

さぶれってぃさんのレビュー

掛け値なしに恐ろしい本。息子に読んだら読み終えたら泣き出してしまった(笑)
後半の地獄の絵はかなりショッキング。

Daikon-Kさんのレビュー

京極夏彦さん著、町田尚子さん絵 『怪談えほん(3) いるの いないの』

いるのいないの書影

古い日本家屋の薄暗い闇にひそむ、何かの気配。『いるの いないの』というタイトルですが、すでに表紙に何かがいるので、怖いものが苦手な方は要注意です。日本の真骨頂と言うべき、じんわりとした湿度の怪談を楽しむことができる一冊。子どもたちへ向けた、京極夏彦さんの作品の導入編としてもおすすめですね。

とても雰囲気のある絵と話しにページをめくる度にゾクっときた。
絵の構成も良く、視点を上から見たり、下から見たり、引いた絵の次には、アップがきたりと、映像のような画面構成で、薄暗い部屋の怖い雰囲気が随所に出ていた。
また、おばあさんの家にいる沢山の猫たちの内1匹は、必ず読者と視線が合うようになっていて、そういった細かい部分の怖さの演出も面白い構成だと思った。

紅茶さんのレビュー

めちゃこわい!!本当にこわい!!大人向け!!そういえば私こういうの好きだったんだ、と思い出した。京極 夏彦さんのさすがの怖さ。絵も本当に素敵。こわい。

juribookさんのレビュー

綾辻行人さん著、牧野千穂さん絵『怪談えほん(8)くうきにんげん』

くうきにんげん書影

うさぎの顔をした女の子に、誰かが話しかけます。「くうきにんげんを、しってるかい?」「さわられたらもうおしまい」「ねえ、ほら。もう きみの うしろまで、くうきにんげんがふたり、きているよ」。
執拗に迫ってくる言葉と、うつくしく、何かを予感させるような奇妙な構図の絵が、読んでいるわたしたちをも次第に追い詰めていきます。想像力をかきたて精神的に追い詰める、すばらしい絵本ですが、子どもに読み聞かせる場合は、事前に一読しておいた方がよさそうです。

とにかく絵が可愛い。怪談っぽくないなあ、という印象です。
がしかし。内容はとんでもなく怖い! 絵が可愛い分だけよけいに怖い! 怖いものはビジュアルとしていっさい登場しないのですが、だからこそ、畳み掛けるような語り口調にぞくぞくさせられてしまいました。トラウマ必至です。

ao-nekoさんのレビュー

 空気のように見えず、聞こえず、匂わず、触れられず、しかしページが進むに連れてじわじわと存在感が強まっていく、“くうきにんげん”の恐怖を描いた怪談えほん。
 読み手をじわじわと恐怖に包み込んでいく展開と、ラストで読み手に与える衝撃は、さすがホラー好きのミステリ作家らしい手腕だった。最後のページ、読み手の子によっては悲鳴をあげるかも。

niwakaさんのレビュー

恩田陸さん著、石井聖岳さん絵『おともだち できた?』

おともだちできた書影

見知らぬ街に引っ越してきた女の子は、お母さんやお父さん、そして近所のおばさんから、「おともだち」について聞かれます。そしてあるとき女の子にできた「おともだち」は…。あまりくわしく語ると楽しみが半減してしまうので、ここではこれ以上語りませんが、かわいらしい女の子の絵とタイトルの意味が、読んだあとには一変してしまうかもしれません。作者の恩田さん自身も「怖い……」とおっしゃるほどの内容です。

これは怖い。しれっと絵本コーナーに置いてはいけないような気がする。……だれかに読ませたい。

shifu0523さんのレビュー

いい意味でタイトルと表紙に裏切られた感がすごい。

やちこさんのレビュー

※紹介したレビューは一部抜粋です。ご了承ください。

おわりに

「怖い絵本」7選、いかがでしたか。
ここにあげた作品はどれも、ブクログのみなさんからの人気が高い作品です。読まれたことのない方は、ぜひ一度、読んでみてくださいね!