【第一弾】結婚って、愛って、実際のところ何だろう…?結婚するあの人に贈りたい本を集めました。

先月・6月のジューンブライドに合わせて、「結婚するあの人に贈りたい本」を、Twitter上でみなさんから大募集したところ、想いのこもった本がたくさん集まりました。
ご協力くださったみなさん、本当にありがとうございます!
いったいどんな本が集まったのでしょうか…?
みなさんのコメントとともにご紹介いたします!

佐野洋子『100万回生きたねこ』

100万回生まれ変わるたびに、新しい飼い主のもとで死んでゆくねこ。でもある時野良猫となったねこは白いねこと出会って…。本当の愛とはと考えさせられる絵本です。

上橋菜穂子『獣の奏者 外伝 刹那』

『獣の奏者』シリーズの外伝である本作。政治的な運命を背負ったエリンは、一人の女性として、母親として、どう生きていたのか。時間の経過や環境の変化によって、立ち向かうべきものが変わり、もがき、いつくしみながら生きる様を描いた本作は、結婚という節目に立った女性の心に寄り添い励ます一冊となりそうです。

ガース・ウイリアムズ『しろいうさぎとくろいうさぎ』

仲良しのしろいうさぎとくろいうさぎ。ある時、悲しそうな顔で考え込んでいるくろいうさぎを心配して、しろいうさぎが尋ねると…。しろいうさぎとずっと一緒にいたいというくろいうさぎの願いは叶うのでしょうか。『The Rabbits’ Wedding』という原題も、結婚する人に贈るプレゼントにはぴったりですね。

幸田文『台所のおと』

音を通して浮かび上がる、長年連れ添った一対の夫婦の姿。年月を重ねるにつれて、味わいの深まる結婚。幸田さんの、凛としてリズムのある文体に、夫婦でケンカしたあとのささくれだった気持ちも、読後には穏やかになっているのかもしれません。

角田光代『Presents』

プレゼントを贈られたときの記憶はちょっとせつない。「名前」「初キス」「ウェディングヴェール」など、大切な人との記憶が綴られる、愛にあふれた12編です。

奥田英朗『我が家のヒミツ』

どこにでもいる普通の家族のもとに訪れる、かけがえのない時間。「普通」って全然つまらないことじゃない。特別なことはなくても、ささやかでいとおしい瞬間に満ちた作品です。

ジョン・グレイ『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』

男と女は違う星からやってきた…?男女の考え方の違いを知れば、もっともっと2人は仲良くなれるはずです。共同生活を始めたばかりの2人だけでなく、どうしてもケンカしちゃう…と悩む2人にもぴったりの一冊。

小説家の「ムコさん」と、生き物の声が聞こえる「ツマ」の物語。 西加奈子『きいろいゾウ』

ある夏の日、小説家の「ムコさん」と、生き物の声が聞こえる「ツマ」は、都会を離れ、2人で田舎暮らしを始める。その年の冬、ある出来事をきっかけに、ムコはツマを残して東京へ向かう。穏やかに見えていた2人の関係は、実際はどんなものだったのか?本当の愛を見つける物語です。

入江久江『結婚一年生』

今さら人には聞けないけど、知っておきたいことがこの一冊にぎゅぎゅっと凝縮…!お金、健康、マナー、家事などがマンガで学べる、新婚生活の教科書です。

セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上がる2人の心。 江國香織『きらきらひかる』

10日前に結婚した笑子と睦月。お互いのすべてを許しあって結婚したはずだった。セックスレスで、奇妙な夫婦関係だけど、相手のことが大切で、だけどうまくいかなくて…。純度100%の恋愛小説です。

おわりに

大切なあの人の結婚。祝う方も祝われる方も、ひとつの節目となる大きな出来事ですね。
言葉にすることがむずかしい気持ちを本に託して贈ることで、よりいっそう関係が深まるかもしれません。贈られた本は、お互いにとって大切な一冊になりそうですね。

第二弾もありますので、どうぞお楽しみに!


もっともっとおすすめの本を見たい!という方はモーメントに、みなさんのツイートをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください!