ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門ノミネート作品をご紹介! 辻山良雄『本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回は又吉直樹さん『夜を乗り越える』を取り上げました。今回は、東京・荻窪にて個人の新刊書店を立ち上げた、辻山良雄さんの『本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門ノミネート作品 辻山良雄さんの『本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録』


ブクログの登録者数:375人 ★4.12評価

内容紹介

「自分の店」をはじめるときに、大切なことはなんだろう? 物件探し、店舗デザイン、棚づくり……リブロの店長を歴任した著者が具体的に書いた「街の本屋のつくり方」。事業計画書から開店後の結果まですべて公開。

\ おすすめのレビュー!/

本が大好きで、大きな書店に勤めていた人が書店の閉店を機会に自分で本屋さんを始める。

始めるに至る経緯と、始めるためにやったこと、始めてからのこと、この本はちょうど開店から1年後の2017年、今年の1月10日に出版されている。

そうか〜本屋さんってこうやって作るんだ、とワクワクしながら読んだ。最後の対談でも言われている通り、店主によってそれぞれ本屋さんの作り方は違うのだけれど、ワンオブゼム。おもしろかった。
店舗の建物を探し、どんな本を置くかを考え、カフェをどうするかといったことを決めていく辻山氏の行動をたどっているうちに、新しい土地の図書館づくりに取り組むあの人のことが思い浮かんでお勧めしてしまった。
ある町に、その町の本屋を作ること、〈みんな〉のための本屋ではなくて。町の人の生活と身近な場所にありながら、そこに住むある一定の趣味や志向を持つ人には支持される品ぞろえをしてその人たちが興味を持つようなイベントを提供すること。この覚悟が大事なんだろうな。

harinezuminamiさんのレビュー

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次回は鈴木敏夫さんの『ジブリの仲間たち』をご紹介します。お楽しみに!