ブクログ大賞海外小説部門ノミネート作品をご紹介! トーン・テレヘン『ハリネズミの願い』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回はアンデシュ・ルースルンドさん ステファン・トゥンベリさんの『熊と踊れ』をレビューしました。さて、今回から海外小説部門のノミネート作です。2017年本屋大賞「翻訳小説部門」で栄えある1位を受賞した、トーン・テレヘンさんの『ハリネズミの願い』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

ブクログ大賞海外小説部門ノミネート作品 トーン・テレヘンさんの『ハリネズミの願い』


ブクログの登録者数:928人 ★3.01評価

内容紹介

親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。――臆病で気難しいハリネズミに友達はできるのか?オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。

\ おすすめのレビュー!/

大人のための童話だけあって、難しいことをさらりとわかりやすく描かれていた。
自分の容姿に自信のないハリネズミが動物たちを招こうと手紙を書くが、あれこれ妄想をして出さずに引き出しへしまう。
自信のなさは自分に通ずる部分もありおやっと思ったが、ネガティブキャンペーンの応酬に疲弊しつつ読み進めていくとその妄想ちょっとたのしいかも?、と思うようになっていった。
最後の最後に素敵な出来事が、ハリネズミに起こり、こちらまでもがほっとし、心安らぐ一冊だった。
なかでもカタツムリとカメの名コンビぶりが一番気に入った。

二三歩さんのレビュー

みなさんのレビューを見る!

ブクログ大賞海外小説部門に投票!

次回はアンソニー・ドーアさんの『すべての見えない光』をご紹介いたします。どうかお楽しみに!