ブクログ大賞小説部門ノミネート作品をご紹介!有川浩『アンマーとぼくら』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

まだ読んでいなくても大丈夫!

そんなわけで、今回、ブクログ大賞にノミネートされている作品は、どれもブクログをお使いのみなさんに高く支持された、魅力的なものばかりです。この記事を読んで気になった本を手に取り、投票していただく、というのは、わたしたちにとってとてもうれしいことです。ブクログ大賞は、みなさんと数々のすばらしい作品が、新たに出会う場としてもありたいと思っているからです。

それぞれの作品には、ブクログのみなさんから寄せられたレビューがたくさんあります。そちらも引用させていただきながら、ノミネート作品を一つ一つご紹介していきたいと思います。みなさんのレビュー、すてきなんですよ。

では、まずは小説部門ノミネート作品から行きますよー!

ブクログ大賞小説部門ノミネート作品 有川浩『アンマーとぼくら』

ブクログの登録者数:1735人 ★3.71

内容紹介

休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、「おかあさん」と3日間観光する。一人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光をするうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。

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主人公は成人男性。休暇で沖縄に帰ってきた彼は、親孝行のため「アンマー(沖縄で、母親を意味する言葉)」と3日間過ごしながら、家族の思い出を回想していく。

以上、そんな内容です。
この作品の存在は知ってましたが、前作『 だれもが知ってる小さな国 』が内容は良く大人が読んでも楽しめる仕上りだったものの、児童文学風になっており、
今作品も単に題名のみのイメージで『2作続けて児童文学風なのかな?次は大人向け作品が読みたいのにな』と感じたため、読まずにいた作品です。

読み初めてすぐに『成人男性が母親と過ごす日々』の作品と知り、
そのキーワードは個人的に最も苦手なものであるため、『きちんと読めるかどうか?』という懸念を浮かべたものの、
作中の母親の素晴しさに感動させられ、うるうると涙も流してしまい、苦手な要素の読者を感動させる素晴らしい作品でした。

後は作中からのメッセージの1つでもある『血の繋りがなくても大切な家族になれる』っていう点は、僕も深く頷く所でした。
これだけシンプルな要素で構成した点も凄いなと思います!

作品としての家族愛に浸りたい時にオススメの作品でした(^-^*)/

LUNAさんのレビュー

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次回は村上春樹『騎士団長殺し』をご紹介します!お楽しみに!