第6回ブクログ大賞マンガ部門ノミネート5作品を一挙ご紹介!『アルスラーン戦記』『宝石の国』『北北西に曇と往け』『彼方のアストラ』『僕と君の大切な話』

ブクログ大賞が始まりました!

みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。

前回は小説部門ノミネート5作品をレビューいたしました。今回は接戦が期待されるマンガ部門ノミネート5作品をご紹介します!

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

「マンガ」部門は、2017年5月1日~2018年7月31日の期間に国内で発売された作品(9巻以下)の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

今回のブクログ通信では全巻を通した紹介をしたいため各タイトルの第1巻をご紹介します(※第6回ブクログ大賞ページでは最新巻を表示しています)。
ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください!

ブクログ大賞マンガ部門ノミネート作品 荒川弘さん『アルスラーン戦記』

荒川弘さん『アルスラーン戦記(1) (講談社コミックス)

★3.93 本棚登録 : 2041人

内容紹介 

不敗の強国パルスの王太子アルスラーンは、他国ルシタニアの侵攻を受け初陣に臨む。しかし自軍がまさかの大敗北、王都は陥落した。落ち延びたアルスラーンは、祖国を取り戻すため、長い戦いに身を投じることになる。

おすすめのレビュー!

双方の作者が有名な方?という認識で、書店で平積みされている表紙を眺めては手に取ることを躊躇していたのですが…とうとう手を出してしまいました。
最近、王道であり且つ壮大な物語を読みたいと…思いつつも集中力が持続せず断念していたのですが、このアルスラーン戦記はあらゆるものが適度な分量で描かれている気がするので、ゆっくりお付き合い出来そうな気がしています。
最後に、双方の作者対談が盛り込まれているのですが、各作者の描くキャラが人物としてストーリーを動かし、読者を楽しませながら終着地点まできちんと進んでいく理由がわかった気がします。

小梅さんのレビュー


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ブクログ大賞マンガ部門ノミネート作品 市川春子さん『宝石の国』

市川春子さん『宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

★4.04 本棚登録 : 3372人

内容紹介

今から遠い未来、地上の生物が海に沈み、海底の微小な生物に食われて無機物となり、長い時間をかけて結晶となった宝石生命体、のような存在が生まれた。彼らを装飾品にしようと襲いかかる月人と戦う宝石たちの物語。

おすすめのレビュー!

墓に入れてほしい作品。ここ数年のマンガの中で一番面白いと思う。儚く美しく,重い。静的なのに動きや柔らかさが伝わってくる。市川先生は天才だと思う。みんな幸せになってほしい。

らみさんのレビュー


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ブクログ大賞マンガ部門ノミネート作品 入江亜季さん『北北西に曇と往け』

入江亜季さん『北北西に曇と往け 1巻 (ハルタコミックス)

★4.20 本棚登録 : 756人

内容紹介

17歳の御山慧の持つ3つの秘密―それは、クルマと話ができる、美人な女の子が苦手、探偵であること。アイスランド島、北緯64度のランズ・エンドを舞台に描かれる探偵活劇。

おすすめのレビュー!

アイスランド島のカラッとした空気感や、そこに生命の力強さが絵から感じられてとても好き。だけど、不穏なミステリー部分にそわっとします。

ozさんのレビュー


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ブクログ大賞マンガ部門ノミネート作品 篠原健太さん『彼方のアストラ』

篠原健太さん『彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックス)

★4.27 本棚登録 : 225人

内容紹介

宇宙への往来が当たり前になった近未来。高校生のカナタやアリエスたちは「惑星キャンプ」に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせる彼らを待ち受ける、予想外の事態とは。近未来SFサバイバルストーリー。

おすすめのレビュー!

久しぶりにジャンプ系列の少年漫画でハマりました。
序盤におけるキャラ好感度上げ個別エピソードは高校生たちが教室でワイワイやってるような雰囲気で、舞台が宇宙なだけでちょっと災難に巻き込まれたのかな?くらいのヌルいLOSTのような雰囲気を感じていました。それだけでも女の子はみんなかわいいし、男の子も個性があって格好いい、共感しやすいキャラづけがしっかりしている作品だと思います。
ところがそんな青春の1ページで終わらない衝撃の展開に次ぐ展開!何気ない少年少女の日常が細かく描写されているからこそ、唐突に訪れる窮地や明らかになっていく世界の真相に背筋が寒くなります。日常と非日常のメリハリがバランスよく練りこまれてる感じ。
そこかしこに伏線が張り巡らされていますが、謎を出すだけ出して放り投げタイプでも、奇をてらいすぎて白けていくタイプでもありません。つづきが気になる展開で引き伸ばす漫画って解答編で落胆するパターンが多いんだけど、こちらはまったく王道をはずしません。意外性の中に常識的な解答を用意してくれているので、安心してつづきを楽しめます。とても面白いです。
まだまだ序盤なので今後どうなるのか期待しつつ☆は4つで!

浅黄さんのレビュー


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ブクログ大賞マンガ部門ノミネート作品 ろびこさん『僕と君の大切な話』

ろびこさん『僕と君の大切な話(1) (KC デザート)

★4.14 本棚登録 : 608人

内容紹介

同じ学年の東くんに片想いをしてきた相沢のぞみ。ある日勇気を出して告白したら、東くんの返事は超予想外の言葉だった!なかなかかみあわない不器用な二人。天然ストーカー女子×ツンデレ眼鏡男子ラブコメディー。

おすすめのレビュー!

『となりの怪物くん』でも主人公たちの感情の描写が繊細で、もどかしいけど共感できて好きだったのですが、本作では男女の感覚の違いがより的確に描写されていて共感できました。感情や例はリアリティなんだけど、どこかおかしくて、リアリティすぎて気持ち悪いということもなく、ふわふわとした気持ちになれるところも好きです。
男と女は異星人という言葉や、好きな男の子のすね毛を見て男性らしさに引いてしまう気持ち、すごく共感できました…!

あやめさんのレビュー


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次回はビジネス書部門をご紹介します!お楽しみに!