映画名作リメイクの週!「オリエント急行殺人事件」「女の一生」等12月8~9日公開映画のご紹介!

映画「オリエント急行殺人事件」「女の一生」公開

こんにちは、ブクログ編集部です。

今週公開の映画は「オリエント急行殺人事件」「女の一生」といった、過去にも映画化された作品のリメイクが続きます。今回の「ブクログ通信」では2017年12月8~9日に公開される、主だった書籍原作映画をご紹介!映画を観るまえに、原作のストーリーと一緒に目を通してみてはいかがでしょうか?

12月8日公開 アガサ・クリスティー原作 映画「オリエント急行殺人事件」

寝台列車オリエント急行で起こった殺人事件。乗客と車掌合わせて13人が、容疑者として残される。居合わせた名探偵エルキュール・ポアロが事件の解決に挑む─!アガサ・クリスティによる不朽の作品、豪華キャストを迎えてリメイク。「この列車には、名優たちが必要だった」!

キャスト:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー、ジョシュ・ギャッド、デレク・ジャコビ、レスリー・オドム・ジュニア、マーワン・ケンザリ、オリヴィア・コールマン、ルーシー・ボイントン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、セルゲイ・ポルーニン、トム・ベイトマン
監督:ケネス・ブラナー

原作『オリエント急行殺人事件』(早川書房)

文学に興味のあるかたなら、誰もが名前を聞いたことのある名作です。翻訳も複数発売されていますが、その中で一番よく読まれており、かつブクログでも数多く本棚登録されているのは、早川書房刊行の翻訳でした(早川書房はクリスティー文庫というレーベルで、アガサ・クリスティーほぼ全ての作品の翻訳を出していることで有名です)。どのユーザーも高い評価をつけています。

あまりに有名なミステリー作品。でも有名だけど本を読んだことも無ければ映画も見た事がなかったので読んでみれば、結末に唖然…これは確かに色んな意味で名作と言われる意味が分かった。寝台特急、密室殺人、異文化が交わった高級列車の中で雪降る夜に起こる事件…それだけでムードは満点!素直に面白かった!!

小春ぴよりさんのレビュー

アガサ・クリスティー(アガサ・クリスティなど日本語表記複数あり)は、もはや説明不要という感もあります。名探偵エルキュール・ポワロやミス・マープルなど、数々の名探偵を生み出しました。著作数が多くて手にとるのに気が引けてしまうかたも多いかもしれませんが、映画『オリエント急行殺人事件』やテレビドラマ『名探偵ポワロ』など、入門となる映像作品も多数あるので、興味のあるかたはそちらから近づいてみるのもよいでしょう。

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12月9日公開 モーパッサン原作 映画「女の一生」

男爵家の一人娘として生まれた娘、ジャンヌ。彼女は結婚を期に、人生の様々な不幸を経験してゆく。夫の不義理と浮気、肉親の裏切り。ジャンヌが至りつく場所はどこなのか─?
キャスト:ジュディット・シュムラ、ジャン=ピエール・ダルッサン、ヨランド・モロー、スワン・アルロー、ニナ・ミュリス
監督:ステファヌ・ブリゼ

原作『女の一生』(新潮文庫)

原作は、モーパッサンの主著”Une vie”。1883年に刊行された作品です。vieという単語には「生」「人生」「生活」「伝記」など、さまざまなニュアンスがこめられていますが日本語タイトルは『女の一生』の訳が定着していますね。フランス自然主義文学の代表作とされており、世界史や文学史などで目にしたことのあるかたも多いかもしれません。

モーパッサンの代表作。読んだことがない人も題名くらいは知っているほどの作品。恥ずかしながら初めて読んでみて、意外に読みやすいこと。情景や環境は違えど、描かれている内容そのものは、今でも受け入れられるストーリー性に驚いた。人の悩みは古今東西変わらぬものなのね。

masaximumさんのレビュー

フランスの作家モーパッサン(1850-1893)は当時のフランス市民の喜怒哀楽をリアリティとともに描き、多くの作品が知られています。明治・大正の早い時期から日本に紹介されて翻訳が出ており、日本の文学界にも大きな影響を与えました。歴史に名を残す大作家ですが、この機会に目を通してみてはいかがでしょう。

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今週はコミック原作『鎌倉ものがたり』も映画化され、「DESTINY 鎌倉ものがたり」として12月9日公開です。

くわしくはブクログの「映画の原作本棚」にてごらんいただけますので、興味があるかたはぜひ登録してみてくださいね。

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