名作『鋼の錬金術師』は実写化ヒットするのか？12月1日公開映画ピックアップ！！

こんにちは、ブクログ編集部です。

今週は「鋼の錬金術師」「探偵はBARにいる3」といった注目映画が公開されます。今回の「ブクログ通信」では2017年12月1週に公開される主だった書籍原作映画をご紹介！映画を観るまえに、原作のストーリーと一緒に目を通してみてはいかがでしょうか？

12月1日公開　荒川弘さん原作　映画「鋼の錬金術師」

兄弟エドワードとアルフォンスは、死んだ母を生き返らせるため、錬金術最大の禁忌である人体錬成を行うが失敗。アルフォンスは身体全てを失うが、エドワードが右腕を対価に魂を取り戻し、鎧に定着させて一命を取り留める。それから時は流れて、国家錬金術師の資格を得たエドワードは、失った身体を取り戻すため、アルフォンスとともに「賢者の石」を探す旅に出る。
キャスト：山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多
監督：曽利文彦

原作『鋼の錬金術師』（スクウェア・エニックス）

「ハガレン」の略称でも知られる原作『鋼の錬金術師』は、荒川弘さんの初連載作品でもあり、スクウェア・エニックスが発行するコミックスのなかで最高記録を誇る名作コミックです。通常のコミックスと、完全版の2種類が発売されています。ブクログユーザーのみなさんも、この名作に高い評価を与えていました。

母親を生き返らせるために、禁忌である人体錬成を行い、自らの身体を失った兄弟。背景にあるものはシリアスではあるのだが、その中でもコミカルな部分も多く、そのバランスがとても絶妙なところが良い。
さらに、主人公兄弟だけでなく、数多くのキャラクターそれぞれに個性があり、キャラが立っている。このように魅力的なキャラクターが多い部分もこの作品の面白いところだと思う。

ー S-Mileさんのレビュー

私が何より評価したいのは、物語を盛り上げるためだけの悲惨なシーンや残酷なシーンが皆無であること。戦いのお話は、道具的に女性を扱っていることが多く、やたらかわいそうな目にあうことが多いのだけど、そういうことが全くない。作家は何よりも子どもたちに読んでほしいものを最優先に描いている。そして、いろんな種類のすてきと思える大人が男性も女性も出てくること。すてきのタイプが１つではなく、多様であるのが素晴らしい。私が将来なりたい誰かがきっとどの子にも見つかる。

ー tamicさんのレビュー

荒川弘さんは『鋼の錬金術師』連載終了後も、『銀の匙 Silver Spoon』、『アルスラーン戦記』のコミカライズなど、人気作を次々と生み出しています。なおペンネームから間違われることが多いのですが、女性作家です。

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12月1日公開　東直己さん原作　映画「探偵はBARにいる3」

札幌の歓楽街・ススキノの探偵のもとに、相棒・高田が依頼を持ち込んできた。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、大きな事件に巻き込まれていく。「命を燃やすものは、あるか？」。
キャスト：大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子、鈴木砂羽
監督：橋本一

映画ノベライズストーリー『探偵はBARにいる3』（早川書房）

今回の映画第3弾は、ススキノ探偵シリーズを基にした映画オリジナルストーリーとなる作品です。読みやすさとキャラクター性を重視したノベライズとなっています。

ススキノ探偵シリーズ　『探偵はバーにいる』（早川書房）

映画と原作はかなり印象が異なっており、原作はハードボイルド・ミステリの色が濃いため、映画から原作に入る人はかなり驚いてしまうかもしれません。けれども、高い評価を受けています。

とにかく主人公の「俺」のフットワークが軽い。良く動き回るもんだから、色んな出来事がどんどん起こって、とても長い話の様な気がしますが、一週間くらいの物語なんですよね。既に大泉洋さん主演で映画化されているので、「俺」を完全に大泉さんのイメージで読み進められたことが、私のは良かったです。ススキノの街の色んな人達との「俺」の付き合い方が楽しい。

ー olioliさんのレビュー

東直己さんは北海道出身の作家で、作家デビューしたのがこの『探偵はバーにいる』でした。

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