【ベストセラー原作の映画大特集!】11月1週目公開の映画をご紹介!『ラストレシピ』、『氷菓』、『IT』

こんにちは、ブクログ編集部です。

今週末、「ラストレシピ」、「氷菓」、「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」といった注目映画が多数公開されます。今回の「ブクログ通信」では2017年11月1週に公開される主だった書籍原作映画をご紹介!映画を観るまえに、原作のストーリーと一緒に目を通してみてはいかがでしょうか?

11月3日公開 田中経一さん原作 映画「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」

天才料理人が、絶対味覚「麒麟の舌」でもって、幻の料理「大日本食菜全席」の再現に挑む。112品目から構成される伝説のフルコースのレシピに隠された秘密とは?
キャスト:二宮和也、西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾
監督:滝田洋二郎

原作『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』(幻冬舎)

料理と歴史がからみあう原作物語には、多くの人が読み応えを感じ、平均して高い評価がついています。

とても読みごたえがある小説で、とても面白かったです!
壮大な歴史小説を読んでいるような気分でした。過去と現在が交互にくるので、頭の中で整理しながら読んでいました。
どんどん真実が明かされていって、その真実を知るのがとても楽しみで。

mana0129さんのレビュー

作者はあの伝説のテレビ番組「料理の鉄人」を手がけたディレクター。
史実とフィクションがうまく絡み合って本当にあったことなのではないかと錯覚してしまうほどリアルだった。

最後は全てが紐解かれ、そこにあった真実に涙が溢れそうになる感動の物語だった。

猫侍さんのレビュー

原作者の田中経一さんは元々演出家として活躍し、「料理の鉄人」、「とんねるずのハンマープライス」、「クイズ$ミリオネア」などの番組に関わりました。小説家としてデビューしたのは2014年。このときのデビュー作『麒麟の舌を持つ男』が今回映画化。文庫化にあたり、『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』と改題されました。他にも『歪んだ蝸牛』、『龍宮の鍵』などが発表されています。

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11月3日公開 米澤穂信さん原作 映画「氷菓」

米澤穂信による〈古典部〉シリーズ」第一弾、青春学園ミステリー。古典部の奉太郎は、美少女・千反田えるに巻き込まれながら、学園内の事件を次々と解き明かす。そんなある日、えるは奉太郎に奇妙な依頼を行った……
キャスト:山崎賢人、広瀬アリス、小島藤子、岡山天音、天野菜月
監督:安里麻里

米澤穂信さんが2001年に世に出したこの『氷菓』は、第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞したデビュー作です。アニメ化もされて米澤さんの名前を広めました。

高校入学早々に、謎の古典部に集まったなかなか曲者ぞろいの4人の男女。
登場人物の名前が難解というか不思議すぎる。
ミステリーとしてはすごく軽いけど、豆知識的うんちくや小難しい語彙の連なりがわたし好みでした。

tiaraさんのレビュー

私が米澤穂信さんを好きになったきっかけになった作品。学生・学園ものは多く読んできたけれど、こんなに学生のできる範囲でさりげなく、そして予想するのも難しいトリックや謎を考えられるのはすごいな、と感嘆した。登場人物それぞれにしっかりと個があって、シリーズで人気があるのも納得だな、と。

kairi29さんのレビュー

米澤穂信さんはデビュー作『氷菓』の続編として〈古典部〉シリーズを記し、2017年11月現在ではシリーズ第6弾まで発売されました。他にも〈小市民〉シリーズ、〈ベルーフ〉シリーズなどを記しています。いまや『満願』『真実の10メートル手前』で直木賞候補に挙げられる人気作家です。

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11月3日公開 スティーヴン・キングさん原作 映画「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」

静かな田舎町で連続して起きている児童失踪事件。ビルも弟を見失った。大量の血痕を残して。ビルはその犯人、災禍の中心たる、「それ」と立ち向かうことを決意する。
キャスト:ジェイデン・リーベラー 、ビル・スカルスガルド 、フィン・ウルフハード 、ソフィア・リリス 、ニコラス・ハミルトン
監督:アンドレス・ムシェッティ

原作は1986年に発表されたスティーヴン・キングさんの『IT』。1990年に一度映画化されていますが、2017年にリメイク。おどろおどろしい映画に見えますが、原作は青春小説の趣きもあって、ブクログユーザーのみなさんはそこを評価してレビューされるかたが多いようです。

少年時代、ひとりの少年の死をきっかけにIT(それ)と対峙した7人は、27年ぶりに故郷に帰ってくる。スティーヴン・キングの最高傑作。『スタンド・バイ・ミー』+『呪われた町』etc過去のキング作品の集大成。

化猫さんのレビュー

キングと言えばホラーと、全部ホラーの棚に放り込んでしまったけれど、厳密に言うとホラーとは言いがたい作品もけっこう多い。この『It』も、最初と最後は正統派ホラーで怖いんだけど、途中のあたりはいつものキングの「ティーンエイジャーの青春小説」風な挿話が多くて、そこが楽しい。

ふぃんさんのレビュー

なおスティーヴン・キングさんは「モダン・ホラー」の先駆者として高い評価を確立しつつある大作家。ヒューゴー賞など受賞歴多数。また多くの作品が映画化されています。どちらかといえばモダンホラーとは異なる作風の映画作が広く人気を集めており、『スタンド・バイ・ミー』、『グリーンマイル』、『ショーシャンクの空に』(原作名『刑務所のリタ・ヘイワース』)は日本でも大ヒットになりました。スティーヴン・キングさんの作風の広さを示していますね。

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