「紀伊國屋じんぶん大賞2018」発表!1位は國分功一郎さん『中動態の世界』

紀伊國屋じんぶん大賞2018 大賞・1位 國分功一郎さん『中動態の世界』(医学書院)

こんにちは、ブクログ通信です。

紀伊國屋書店が運営・選出する人文書の賞、「紀伊國屋じんぶん大賞2018」が発表されました!「キノベス!2018」との同日発表です。

紀伊國屋じんぶん大賞とは?

「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」は、今年で第8回目を迎えました。

一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。
※2016年12月~2017年11月に刊行(店頭発売日基準)された人文書を対象とし、2017年11月1日(水)~11月30日(木)の期間に読者の皆さまからアンケートを募りました。当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャンルに該当する書籍(文庫・新書も可)としております。

◆紀伊國屋じんぶん大賞2018フェアは、2018年2月1日(木)より開催予定です。選考委員および読者からの推薦コメントを掲載した小冊子を店頭にて配布いたします。詳細は各店舗にお問い合わせください。

共同通信PRワイヤー「『紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ人文書ベスト30』を発表」

もともと人文書を顕彰する賞はけして多くないなか、読者投票が元になっている賞としては他に類をみない賞です。以下、発表されたベスト30をご紹介します。リンク先でブクログユーザーのコメントも確認できますので、ぜひあわせてご覧くださいね。

紀伊國屋じんぶん大賞 ベスト10発表!

紀伊國屋じんぶん大賞 『中動態の世界 意志と責任の考古学』國分功一郎(医学書院)

「紀伊國屋じんぶん大賞2011」で第1位の大賞を受賞した國分功一郎さんが、なんと2度目の受賞です!新聞書評面各紙でも紹介され、書評委員「今年の一冊」でも続々と紹介されていた作品でした。

紀伊國屋じんぶん大賞2位 『ゲンロン0 観光客の哲学』東浩紀(ゲンロン)

毎日出版文化賞、そしてブクログ大賞人文書部門を受賞した作品が、じんぶん大賞でも高い評価を受けました。なお、東さんは「紀伊國屋じんぶん大賞2015」大賞を『弱いつながり』で受賞しています。

ゲンロン0 観光客の哲学

著者 : 東浩紀

株式会社ゲンロン

発売日 : 2017年4月8日

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ブクログで『ゲンロン0』について東さんにインタビューを行っていますので、ぜひあわせてご覧ください!

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紀伊國屋じんぶん大賞3位 『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(ミシマ社)

「キノベス!2018」でも6位にランクインしていた作品が、じんぶん大賞でも3位入賞!新聞書評でも多く取り上げられ、広い読者から読まれた一作でした。

紀伊國屋じんぶん大賞4位 『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』上間陽子(太田出版)

数多くのメディアで取り上げられました。沖縄の少女たちについてのエスノグラフィー調査の書籍化でありながら、ルポやノンフィクション書としても読める作品で、高い評価を受けました。

紀伊國屋じんぶん大賞5位 『文学問題(F+f)+』山本貴光(幻戯書房)

日本経済新聞など書評が出ていますが、選考対象期間ギリギリに刊行された書のために評価が浸透しきっていないなか。不利をはねのけて5位入賞!

紀伊國屋じんぶん大賞6位 『勉強の哲学 来たるべきバカのために』千葉雅也(文藝春秋)

東京大学や京都大学内の書籍販売で非常に良く売れたこともあって、「東大・京大で一番読まれている本」というすごい勲章がつきました。千葉さんは「紀伊國屋じんぶん大賞2013」大賞を『動きすぎてはいけない』で受賞しています。

紀伊國屋じんぶん大賞7位 『ハンセン病療養所を生きる 隔離壁を砦に』有薗真代(世界思想社)

大手メディアでさほど紹介されない反面、書評専門紙や研究者から大絶賛を受けてきた研究書が高順位でランクイン!

紀伊國屋じんぶん大賞8位 『福岡伸一、西田哲学を読む』池田善昭・福岡伸一(明石書店)

生物学者・福岡さんが、哲学者・池田さんを導き手に西田哲学に接近。難解と呼ばれる西田哲学が対談によって近づきやすくなっています。

紀伊國屋じんぶん大賞9位 『子どもたちの階級闘争』ブレイディみかこ(みすず書房)

一託児所を切り口にして、状況を探ろうとする試み。ブクログでも非常に高い評価をユーザーのみなさんから受けています。

紀伊國屋じんぶん大賞10位 『実在への殺到』清水高志(水声社)

昨年から続く思想動向「思弁的実在論」をはじめとした21世紀思想を参照軸に、さまざまな問題に切り込んだ一作。

紀伊國屋じんぶん大賞11~30位

紀伊國屋じんぶん大賞11位 『死刑 その哲学的考察』萱野稔人(筑摩書房)

紀伊國屋じんぶん大賞12位 『崇高の修辞学』星野太(月曜社)

紀伊國屋じんぶん大賞13位 『大人のための社会科 未来を語るために』井手英策・宇野重規・坂井豊貴・松沢裕作(有斐閣)

紀伊國屋じんぶん大賞14位 『擬 「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(春秋社)

紀伊國屋じんぶん大賞15位 『死してなお踊れ 一遍上人伝』栗原康(河出書房新社)

紀伊國屋じんぶん大賞16位 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』河合雅司(講談社)

紀伊國屋じんぶん大賞17位 『日本の近代とは何であったか 問題史的考察』三谷太一郎(岩波書店)

紀伊國屋じんぶん大賞18位 『暗い時代の人々』森まゆみ(亜紀書房)

紀伊國屋じんぶん大賞19位 『ハイン 地の果ての祭典 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死』 アン・チャップマン(新評論)

紀伊國屋じんぶん大賞20位 『学生を戦地へ送るには 田辺元「悪魔の京大講義」を読む』佐藤優(新潮社)

紀伊國屋じんぶん大賞21位 『五つの証言』トーマス・マン(中央公論新社)

紀伊國屋じんぶん大賞22位 『マーシャの日記 ホロコーストを生きのびた少女』マーシャ・ロリニカイテ(新日本出版社)

紀伊國屋じんぶん大賞23位 『ナチの子どもたち 第三帝国指導者の父のもとに生まれて』タニア・クラスニアンスキ(原書房)

紀伊國屋じんぶん大賞24位 『哲学の骨、詩の肉』野村喜和夫(思潮社)

紀伊國屋じんぶん大賞25位 『日本史の内幕』磯田道史(中央公論新社)

紀伊國屋じんぶん大賞26位 『親鸞と日本主義』中島岳志(新潮社)

紀伊國屋じんぶん大賞27位 『チャヴ 弱者を敵視する社会』オーウェン・ジョーンズ(海と月社)

紀伊國屋じんぶん大賞28位 『われらの子ども 米国における機会格差の拡大』ロバート・D・パットナム(創元社)

紀伊國屋じんぶん大賞29位 『メタ倫理学入門 道徳のそもそもを考える』佐藤岳詩(勁草書房)

紀伊國屋じんぶん大賞30位 『「大学改革」という病 学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する』山口裕之(明石書店)

紀伊國屋じんぶん大賞にランキングした著者・出版社、関係者のみなさまおめでとうございます。「紀伊國屋じんぶん大賞2018」フェアは2018年2月1日より開催。30位までの推薦コメントを掲載した小冊子も配布予定とのこと。コメントが楽しみですね。

関連リンク

紀伊國屋じんぶん大賞 事務局 Twitter
第1回 発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2010
第2回 発表!!「紀伊國屋じんぶん大賞2011――読者がえらぶ人文書ベストブック」
第3回 発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2012──読者と選ぶ人文書ベスト30
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