7月2日、人気番組「笑点」でお馴染みだった落語家、桂歌丸さんが慢性閉塞性肺疾患のため亡くなりました。81歳でした。ご冥福をお祈りします。
毎日新聞「桂歌丸さん８１歳＝落語家、笑点で人気」（2018年7月2日）
（2018年7月3日最終更新）
経歴：桂 歌丸（かつら うたまる、1936年8月14日 – 2018年7月2日）
神奈川県横浜市生まれの落語家。本名、椎名 巌（しいな いわお）。横浜市立横浜商業高等学校定時制中退。中学3年の秋、五代目古今亭今輔に入門。のちに四代目米丸門下に。1968年3月真打昇進。2004年2月公益社団法人落語芸術協会会長（5代目）に就任。演芸番組「笑点」（日本テレビ）の1966年放送開始から大喜利メンバーとして出演・活躍。2006年5月21日から2016年5月22日までは5代目の司会者を務めた。
1989年芸術祭賞、1991年第40回横浜文化賞、2004年第20回浅草演芸大賞、2005年芸術選奨（文部科学大臣賞）などをそれぞれ受賞。位階勲等は旭日小綬章。
桂歌丸さん代表作その1 自伝『歌丸 極上人生』
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桂歌丸さんが自らの噺家人生を語った本です。「笑点」50周年となった節目の2015年、2006年刊行の『極上 歌丸ばなし』に加筆修正し、文庫化した一冊です。歌丸さんの来歴を知るのに最も適した一冊でしょう。
桂歌丸さん代表作その2 初の名作落語集『歌丸ばなし』
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2017年11月に刊行されました。「井戸の茶碗」「つる」「紙入れ」「おすわどん」「壺算」「鍋草履」「竹の水仙」「紺屋高尾」といった、十八番とする人情噺・滑稽噺を全8席収録。ネタのみどころ、裏話などを演目ごとに本人が解説しています。歌丸さんの囃を知るための一冊。
歌丸さんの落語を収録したCDも多数発売されています。ぜひこちらもお聴きください。
桂歌丸さんの作品が、様々なかたちで読まれることを願ってやみません。
