自民総裁選に向けての著書刊行!?石破茂さん『政策至上主義』発売開始!

日経「石破氏、事実上の出馬宣言 自民総裁選へ」著書『政策至上主義』出版

こんにちは、ブクログ通信です。

7月13日付の日本経済新聞朝刊一面に、「石破氏、事実上の出馬宣言 自民総裁選へ著書出版」というニュースが報じられました。しかし記事中では詳しく書名が報じられていませんでしたね。

本日のブクログ通信で、この書籍、『政策至上主義』をご紹介します。

経歴:石破 茂(いしば しげる)

1957年生まれの日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(11期)、水月会会長。元自由民主党幹事長。
政策にまつわる書籍を多数発行している。主な著作に、『国防』、『国難―政治に幻想はいらない―』、『日本を、取り戻す。憲法を、取り戻す。』、『日本列島創生論』。

石破茂さんの作品一覧

自民党総裁選に向けた事実上の出馬宣言『政策至上主義』

日本経済新聞によれば、「9月の自民党総裁選に向けた事実上の出馬宣言」とあります。それでは、どんな内容なのでしょうか?

石破茂さん『政策至上主義 (新潮新書)

本の帯には「『次期総理No.1』からの直言!」という文言が踊っています。

内容紹介

「政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ることだ」‐‐この言葉を座右の銘としてきた著者は、国会議員ができることは突き詰めて言えば一つだという。課題解決の
プラン、すなわち政策を考え、実行していくことしかない、と。自立精神旺盛で、かつ持続的な発展を遂げられる国をつくる政策とは何か。政治家はどう国民と向き合い、それを語るべきなのか。ひたすら政策を磨き続けてきた政治家からの熱きメッセージ。

目次

はじめに
1 誠実さ、謙虚さ、正直さを忘れてはならない
もう政権に戻れないと思った頃/「自民党、感じ悪いよね」/国民の共感を失う恐ろしさ/谷垣総裁の下で謙虚な立て直し/政策集団としての自民党/論戦に強くなるために

2 信じる政策を正面から問うことが求められている
「野党よりマシ」だけではいけない/平和安全法制の進め方への反省/国会議員を続ける理由/離党の理由も憲法/政策こそが行動の基準である/憲法改正は国会議員の最大の存在意義/集団的自衛権を整理する/内閣不一致を避ける/基地問題との関係/独立国として国を守る/リアリストとは何か/私たちが向き合うべき現実/スタンプ集めに意味はない/党内議論を軽視してはならない/強い論理こそが道を拓く

3 丁寧に説明すれば国民は理解してくれる
三つの衝撃/何となくうまく回っていた時代/地方創生担当大臣/天皇陛下について/二つの学園問題/丁寧に説明するしかない/論理的な説明は通じる/消費税賛成で当選/マスコミのせいにしない/勇気と真心をもって真実を語る

4 本気で国民の命を守るための議論が求められている
Jアラートを向上させる/防災省の必要性/核についても本質的な議論を/非核三原則とニュークリア・シェアリング/現実的な対策が急務である

5 国会で本質的な議論をするためには与党の努力が必要である
異論と「足を引っ張る」はまったく違う/野党は与党が、与党は野党がつくる/与党はすきを見せてはいけない/「いい質問」とは/大臣は多忙すぎる

6 不利益の分配を脱し自由な選択で幸せを実現する
果実の分配が政治の仕事だった/竹下総理の功績/地方政治家の疲弊/アベノミクスの先を/日本の根本的な問題/大切なのは国民一人一人の幸せ/賃金が上がらない理由
/地方創生は経済政策でもある/官僚も企業も地方を目指せ/東京以外でも住めば都/地方創生の成功例/東京だけが憧れだった時代は終わった/長期的ビジョンで議論を

7 選挙で勝つ体制が長期ビジョンを支える
田中派からスタートした政治家人生/「君は政治家になるんだ」/木曜クラブの選挙術/渡辺派へ移籍/自民党田中派化計画/風頼みからの脱却/党本部の改革案/選挙必勝塾/人材抜擢のシステムを

8 何よりも磨くべきは政策である
水月会とはどんな集団か/ベンチャー政策集団/勉強会での研鑽/共有すべき認識とは/ 国債発行も財政健全化も手段であって目的ではない/社会保障をもっと多様に/ここまで広がる「地方創生」の可能性/教育にも革命的な選択肢を/自立精神旺盛で持続的に発展しうる国づくり

おわりに

付録 講演「憲法問題について」

どのような本なのかは、実際に読んで確かめなければいけませんね。9月の自民党総裁選の行方を占うために、必読の一冊となりそうです!

参考リンク

石破茂オフィシャルサイト
かこさとしさん公式webサイト