「本屋大賞2017」ノミネートも果たした川口俊和さんのベストセラー小説、『コーヒーが冷めないうちに』が実写映画化とキャストが発表されました!
この作品をここまで育てていただいた全国の書店員の皆様、そして読者の皆様に感謝します。#コーヒーが冷めないうちに#有村架純https://t.co/5lGj5kRfLD
— 川口俊和 (@jlaidk) 2018年3月8日
映画公開は2018年9月21日。監督は、TVドラマ「重版出来!」や「リバース」で演出を努めた、塚原あゆ子さん。2015年、「Nのために」で優秀な監督に送られる「第一回大山勝美賞」を受賞しています。期待大です。
有村架純さんは、喫茶店の来訪者を過去に導くコーヒーを淹れる喫茶店店員、時田数を演じます。
「ひよっこ」で洋食店店員のエプロン姿を披露しましたが、今回も素敵でかわいいエプロン姿が見られます。楽しみですね。
共演者も豪華です。有村さん演じる時田の従兄・喫茶店経営者に深水元基さん、時田に好意を寄せる大学生として健太郎さん。喫茶店に現れる謎の女性に、石田ゆり子さん。ほか、喫茶を賑わす常連客に林遣都さん、松重豊さん、薬師丸ひろ子さん、吉田羊さん、松本若菜さん、波瑠さんなどのキャストが挙がっています。
原作『コーヒーが冷めないうちに』あらすじ
「ここに来れば、過去に戻れる」。そんな噂の流れる不思議な喫茶店、「フニクリフニクラ」。その噂は本当だった。けれども、過去に戻るためには沢山のややこしいルールがあった。
「過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない」
「過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない」
「過去に戻れる席には先客がいる」
「その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ」
「過去に戻っても、席を立って移動する事はできない」
「過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ」
けれども藁にもすがる思いで多くの客が、過去をめざす―。
続編、そして有村さんの意気込みを紹介!
過去にタイムスリップできる喫茶店で起こるドラマを描く『コーヒーが冷めないうちに』は、続編『この嘘がばれないうちに』とあわせて売上80万部を超えるベストセラーとなりました。3月9日現在までのところ、二冊とも文庫化はされていません。
有村さんいわく、「自分が淹れるコーヒーで、人を過去に戻すことができる。自分にしかできない自分の仕事を、彼女はどう感じているのか、人々の人生に触れるたび、自問自答しながら彼女の瞳の奥にあるものが見えるように、繊細に紡いでいければいいなと思います。素晴らしい役者の皆さんと影響し合い、素敵な作品となるよう、頑張ります」とのコメントをよせています。
映画化が楽しみですね!
著者:川口俊和さんについて
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。『コーヒーが冷めないうちに』で小説家デビュー。