地震を知り、防災を知る─地震に対処するために読んでおきたい5冊

『東京防災』など、地震・防災対策の5冊

こんにちは、ブクログ通信です。

1月5日、仕事はじめのかたも多かったかと思いますが、緊急地震速報が一斉に流れて、びっくりしたかたも多かったのではないでしょうか。いつ何が起きてもおかしくないということを、鳴り続ける地震警報から改めて気付かされて背筋が冷えました。日ごろからの備えについて、改めて思わされます。

ブクログ通信で、日ごろから地震・防災に備えておけるよう、有益・有用な本を5冊ご紹介します。女性や子どもむけに特化した本もあります。ぜひご覧ください。

1. 日本全国、あらゆる場面で役に立つ─『東京防災』

東京防災

著者 : 東京都総務局総合防災部防災管理課

東京都総務局総合防災部防災管理課

発売日 : 2015年

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『東京防災』。これ一冊あれば、地震や防災などがわかり、万が一なにかあったときの備えになる知識が得られます。2015年、東京都が発行し、テレビや新聞で紹介されて隠れたベストセラーになった一冊です。取り扱い書店が限られていることもあって、東京都以外の方はやや入手が困難。

書名は『東京防災』ですが、その充実すぎる内容は東京を問わず全国でも通用するもの。素人のための応急手当、ペットボトルや新聞紙など、本来廃棄するものを利用してのトイレやベッドやコンロの作り方も載っていて、いざというときに何が必要なのかがよくわかります。また、自然災害のみならず、近くでテロが起こった時の基礎的な対応法、英語圏の人とコミュニケーションを取るための簡単な英会話の例文まで載っています。欲を言えばアジア圏やイスラム圏の言語版もあるといい。電子版が無料で配布されていますが、イザという時は電気が使えない状況でしょうから、電子版のみ手に入れた人は書籍版も買っておくといいでしょうね。

niwakaさんのレビュー

そう、Kindle版は無料。手に入れられる方はそちらで入手するのがおすすめです。書籍版を購入したいかたは、一度取扱い店舗を防災ブック「東京防災」|東京都防災ホームページからご確認ください。

2. 東日本大震災で被災した著者によるアドバイス─『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』

宮城で東日本大震災を被災した著者による、きわめて実践的な防災マニュアル。当時は乳児も抱えるなかでの被災で、その後防災士の資格も取得した著者のアドバイスと体験談は、リアルの一言につきます。小さな積み重ねを続けることが対策、というメッセージもきわめて大事。

乳児のいる3人暮らしの作者が宮城で東日本大震災を被災。自宅でライフラインが回復するまでの1ヶ月と、その後も続く防災の心がけをエッセイコミックと文章・挿絵で構成している。防災というと避難所生活と思いがちだった私。そうか自宅で復旧を待つことになったりもするのかと、いろいろな被災状況を考えるきっかけになった。2017年に出版されたことで、その後の糸魚川の火災・熊本地震・ミニマリストの防災などにも触れられていて役立った。作者は防災士の資格も取ったらしい。すごい。普段から備蓄をしておく、自分の場合を想定しておくということが参考になる。小さい子のいるうちのような家庭は特におすすめできる。普段使うポーチにいざというときのものをまとめておくのをすぐにまねした。他も徐々に用意したいな。

あめさんのレビュー

3. 女性のための防災、という素晴らしい切り口─『女性目線で備える防災BOOK』

女性の防災のプロが女性目線で記した、素晴らしい切り口の一冊です。たとえば寝るときにも周りから見られても恥ずかしくない格好と身だしなみなど、考えるべきこと、色々ありますね。非常持ち出し袋に必ず入れておきたいグッズ、普段から大事な片付けなど、アドバイスが満載。あらゆる女性におすすめしたい本です。

4. 防災用品・グッズに特化した一冊─『防災グッズ完全ガイド』

この本が優れているのは、書き手が実際に購入して試してみた結果もあわせて記載されている点で、防災に関わるすべてのものが具体的に説明されているのです。買ってみたものの実際に使ってみたらダメだった、というのが防災グッズでは致命的。目を通してから防災用品を買えば、リスクが大きく軽減できるはずです。

5. 子どもが一人になってしまう時のことを考える─『じしんのえほん』

子どもはそばで見ていることが一番の対策ですが、学校登下校時など、ひとりになってしまう時間がどうしてもあります。地震について、お子様にやさしく伝えるための絵本がこちら。もちろん過信は禁物ですが、こどもが一人で対処しやすくなるよう易しく楽しく書かれた絵本で、この分野での名著です。大人にとっても、子ども目線で防災を考える機会になるでしょう。ぜひ、読み聞かせしてみてくださいね。

一番の防災対策は、日ごろからの準備。けれども準備をととのえるため、知識を身につけるため、これらの本が参考になればと願ってやみません。

関連リンク

防災情報のページ 内閣府
防災ブック「東京防災」|東京都防災ホームページ