青山学院大学駅伝4連覇!!原晋陸上部監督の著作をご紹介!

青山学院大学駅伝4連覇 原晋監督の著作・代表作紹介

こんにちは、ブクログ通信です。

2018年最初の大きなイベント、第94回箱根駅伝が幕を閉じました。陸上部創部100年を迎えた青山学院大学の圧倒的4連覇となりましたね。

陸上部の監督をつとめる原晋さんは、優勝会見で「陸上界を盛り上げたい。ライバルは早稲田、駒沢、東洋、東海ではないんだ。サッカー界、野球界なんだ。多くの若者にこの箱根駅伝を通して長距離を志してほしい」と宣言。その熱意とリーダーシップが各新聞で取り上げられています。

テレビ出演も多く注目を集める原さんは、これまで共著もあわせて10冊の著書を刊行。今回のブクログ通信では、原晋さんの代表作をご紹介!スポーツに関心のあるかただけでなく、教育論に関心のあるかた、原さんのリーダーシップに興味あるビジネスマンのかたにご覧いただきたい、オススメの本を3冊挙げてまいります。

原晋(はら・すすむ)さんプロフィール

1967年3月8日、広島県三原市糸崎町松浜東生まれ。中京大学で日本インカレ5000メートル3位の記録。1989年に中国電力に入社、陸上競技部創設に参加。1993年には主将を務め全日本実業団駅伝初出場を果たしたが、故障で1995年に選手生活引退、サラリーマン生活に入る。ビジネスマンとしても新規事業を立ち上げるほどの類まれな営業成績を挙げた。

関係者の紹介により、2004年青山学院大学に就任。駅伝出走経験がないなかで陸上競技部(長距離ブロック)監督を務める。33年ぶりに駅伝へと復帰した2009年は22位に終わったが、出身校からのスカウティングと指導によって着実に力をつけて2012年出雲駅伝初制覇。2015年に箱根駅伝を初制覇、2016年に2連覇。2016年~2017年には出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝で優勝し大学駅伝3冠を達成。今回2018年の大学駅伝で4連覇。

2017年、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科スポーツマネジメントコースに入学。陸上部誕生とともに町田市に出来た陸上部選手寮にて、妻・寮母の原美穂さん、そして選手達と一つの屋根のもと暮らす。

原監督代表作その1.『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』

監督未経験で会社員を務めていた原監督が、なぜ青山学院大学を強豪に育てあげることができたのか?それはビジネスマンとしての経験を活かし、目標達成への方向性がぶれないチーム作りを行ったから。組織・チーム全般に活かすことができる原監督の考えが満載の一冊。ブクログユーザーにも広く読まれる代表作です。

箱根駅伝の青学の強さの秘密がよーく分かる!清々しいくらいに!
学生の指導、陸上競技の指導だけでなく、組織の活性化、部下指導、上司の考え方等につながることが盛りだくさん。自分がマネジメントする立場だったら、メンバーとしてどうあるべきか、等々立場を変えながら読み進められる本で本当に勉強になった。過去の成功事例や自分の小さな価値観に縛られず、壊す勇気、挑戦する勇気を持って、生きていきたいと思った。

megyuさんのレビュー

原監督代表作その2.『逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です』

上記の本に比べ自伝的な内容をひかえめに、チーム・組織作りについて、より具体的・実践的なメソッドを説くコンパクトな新書です。こちらも多くのブクログユーザーから登録されており、代表作の一冊といえるでしょう。

痛快。組織を強化し、成熟させていくために監督者がしなければならないことが凝縮されている。しかも難しいことや特別なことがない。修行僧的なリキみもない。押し付けがましさもない。実績を上げているだけに説得力がある。

ユージさんのレビュー

原監督代表作その3.『力を引き出す 「ゆとり世代」の伸ばし方』

こちらの本はインタビュー形式で、いまの若い人たちを育てるためのコミュニケーションや教育法について、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平さんと原監督が持論を話し合う新書です。世代を超えてコミュニケーションをすることは陸上・ビジネス以外の場においても、難しいもの。成果をあげてきた両人が、世代間コミュニケーションにヒントを与えてくれる一冊。

箱根駅伝で3連覇を成し遂げた青学の原監督がインタビュー形式で、ご自身の考えを語られた書。さらっと読めて、それでいて”なるほど”と、立ち止まって考えさせられる箇所もある。「常に原点に返って同じ説明をする。」「怒られたではなく”アドバイスされた”と思わせること」学生と対等の立場で、ゆとり世代とひとくくりで非難されがちな彼らの良い面を引き出そうとされている姿勢が印象に残った。

pippin幸せさんのレビュー

【番外】トレーニング本『青トレ』シリーズ

代表作3冊以外にも、興味深い本はまだまだあります。

番外としてご紹介するのは、青山学院大学のトレーニング、ストレッチやケアを教える『青トレ』シリーズの2冊。陸上競技を専門とする方々向けの本ですが、この中には監督や選手へのインタビューも入っており、ファンにはぜひともオススメしたい本となっています。

2015年刊行のこの本には「5人の未来のエース候補」という紹介ページがありますが、1冊目には今回の箱根駅伝で8区にて3年連続区間賞に輝いた下田裕太さん、3区田村和希さん、4区梶谷瑠哉さんが紹介されています!特に下田さんはTwitterでもオタクぶりで名を馳せました(青学の選手達はTwitterを積極的に活用しています)。

昨年11月の近刊となるシリーズ2冊目では、成長した下田裕太さん、田村和希さんへの単独インタビューページも掲載。前述の1冊目インタビューと比較すると感慨もひとしおです。

また、この2冊目にも「5人の未来のエース候補」というページがあり、そこには今年「華の2区」で区間賞を獲得した森田歩希さん、6区で2年連続区間賞+東洋大を追い抜き逆転の立役者となった小野田勇次さん、1区の鈴木塁人さんが紹介されていました!

「5人の未来のエース候補」の中で、下田裕太さん、森田歩希さん、そして小野田勇次さんはそれぞれ「区間賞」を目標に挙げていました。目標達成、本当におめでとうございます。さらなる活躍を期待してしまいますね。

原晋さんのおすすめランキング

今回の4連覇もあって、原監督、そして青山学院大学陸上部はどんどんテレビや新聞で取り上げられるはずです。本を買うなら今のうち!ぜひ書店でお買い求めくださいね。

関連リンク

青山学院大学陸上競技部ホームページ
青学大陸上競技部(長距離ブロック) 公式Twitter