『たすかる料理』刊行記念!「按田餃子」按田優子さん×「ルヴァン」甲田幹夫さん「東京の真ん中でわかちあう「食」のこと」イベントレポート!

『たすかる料理』刊行記念!按田優子の血肉になった11冊

東京・青山ブックセンター本店で
「『たすかる料理』刊行記念!按田優子の血肉になった11冊」フェア開催中!

『あの人のおうち餃子』

あの人のおうち餃子

柴田書店

発売日 : 2016年9月28日

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【按田さんコメント】
餃子好きで、按田餃子にたどりついた方にお勧めです。
7人7色の個性豊かな餃子レシピは楽しめます。
私は旅をテーマに餃子を創作しました。

『男前ぼうろとシンデレラビスコッティ―よくわかる美味しいお菓子の作り方』

【按田さんコメント】
レシピを発想するときの過程が書かれています。この本を読んでお菓子を作らなくても良いので、
熟読して巻末にあるたった3ページしかない、あまりに展開が早すぎる漫画を理解してさらに共感してほしい。

鈴木陽介『BLACK』

【按田さんコメント】
これは写真版の瞑想か読経か……。
途中からバサッと開くのではなく、是非とも初めから終わりまで、順番に眺めて欲しい。その際、1本ずつ置いては撮り、食べる……を繰り返した鈴木陽介を想像すると
変性意識状態になれるかもしれません。
なれなくても大概のことはこのスナック菓子のようにちっぽけでチャーミングだ、という境地になります。

MIHO『リンゴを半分に切るだけで、あなたの人生は変わる。』

【按田さんコメント】
知っていることと、やれることは、まったく別次元のこと。
そんなことをいくつも実際にきちんとやると、世界で活躍する人になるのだな、と体現納得した本。何度も何度も読み返しています。

『食べられる虫ハンドブック』

食べられる虫ハンドブック

自由国民社

発売日 : 2013年12月4日

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【按田さんコメント】
そんな風にお手軽満載のガイドブックを作るなんてオープンマインドだ……
そうなると、この楽しさに共感してみたくなる。
そんな垣根を飛び越えてみたら、
確かにアマゾンで出会った新鮮な芋虫はすごく美味しかった。
私もこの本に出てくるお菓子を何品か製作しています。

都築響一さん『珍日本超老伝』

【按田さんコメント】
ぐずぐず考える時間があったら積極的に行動を移す。
そんな強い気持ちをずっと持ち続けておられる奇特な人々の魂の叫びを、
このような珍現象として楽しく読むことができるのは本当に有難い。
目まぐるしく変わっていく時代の中で、常にトップを独走する(誰も競争相手ではないけれど)気高さを大いに見習いたい。必読。

エイモス・チュツオーラさん『薬草まじない』

【按田さんコメント】
野生のけだものの狩人が、妻が子宝に恵まれるように<女薬草まじない師>のもとにスープのジュジュをもらいに行く大冒険の話。肉と芋を携えて野宿をしながら突如現れる敵と勇敢に戦っていく描写にワクワクする一方で、抜群のセンスでヨーロッパから入ってきた異文化的要素を融合させて新しい神話を紡いだところがとても独特な視点で美しい。

アストリッド・リンドグレーンさん『長くつ下のピッピ』

【按田さんコメント】
母親が自分の娘に聞かせるために作った、世界一強い女の子の話。
「からださえ丈夫なら心配することないわ」
「ものをムダにしないこと」
「こんなちっぽけな災難をくよくよしちゃだめよ」
こんな言葉が出てくる、勇気が湧いて、毎日が楽しくなる物語。自炊の手際が抜群に良い

竹倉史人さん『輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』

【按田さんコメント】
中学校の同級生であり、最も注目している人類学者の処女作。
生まれ変わりはあるのか?ないのか?
信じるか信じないか?という内容はありません。
宗教観や死生観をアプリと見立てて、脳みそにどんなアプリをインストールしてどんなフォーマットで世の中解釈すると自分は心地よいか。
よりドラマチックに生きるための力添えをしてくれる、多くの人に手にとって欲しい指南書。

川内有緒さん『晴れたら空に骨まいて』

晴れたら空に骨まいて

著者 : 川内有緒

ポプラ社

発売日 : 2016年11月5日

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【按田さんコメント】
『たすかる料理』110pの「どんな体でありたいか、どんな風に生きたいか」を考えてみるときのたくさんのヒントをもらえる本です。
『「自由な人生」の後には、さらに、「自由な見送り方」という広い海がある』。
人々の生に魅せられて文章を書いている著者が惹きつけられた、とある5人の死を取り巻く、滑稽で温かくて開放的な人生の物語。必読。

「按田餃子」とは?

2012年、料理研究家と按田優子さんと、オーナーで写真家の鈴木陽介さんがオープンしたカウンター6席とテーブル席ひとつだけの小さな飲食店。ハトムギを皮に練り込んだ水餃子の「按田餃子」や看板メニューの「ラゲーライス」といったここでしか食べられないメニューが並びます。女性ひとりでも入りやすい、連日行列が絶えないお店。キャッチコピーは「助けたい包みたい按田餃子でございます」。
場所:東京都渋谷区西原3-21-2 営業時間 11:30 – 23:00 LO 10:30 定休日 なし [GoogleMap]
按田餃子オフィシャルページ

たすかる料理

著者 : 按田優子

リトル・モア

発売日 : 2018年1月27日

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ミシュランガイド東京 2018

日本ミシュランタイヤ

発売日 : 2017年12月1日

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