まるで魔法!本についたコーヒーや醤油シミの染み抜き法

コーヒーを飲みながら本を読んでいたら、うっかりこぼしてしまった――。テーブルに本を置きっぱなしにして食事をしていたら、醤油がついてしまった――。そんな経験、一度はありますよね。
コーヒー好きな筆者も、コーヒーを飲みながら本を読んでいたら、「あっ!……。」
事も有ろうに職場の本にコーヒーをこぼしてしまいました。なんとかキレイにならないかと、本のシミ抜き方法を調べ試したところ、みごと綺麗になったので、みなさんにもその方法をご紹介させていただきます。ただし、紙質や経過時間などによって、効果に差が出るかと思いますので、試す場合は自己責任でお願いします!

まるでなかったかのような白さ!本の染み抜き法

こぼしてしまった直後の写真です。こんな感じにこぼしてしまう事、ありますよね。
今回のシミ抜きでは、ごく身近なものを使って試してみました。ちなみに本は新書です。

必要なもの
・キッチン用漂白剤
・ティッシュ(コットンまたはガーゼなどがあればより可)
・割り箸
・紙

手順1.まず、こぼした水分をティッシュなどで吸いとります。このとき、擦ったりしないのがポイント(破れやダメージを防ぎます)



手順2.つぎに、シミを取りたいページの裏に紙を挟みます。(今回は、不要のA4紙を四つ折りにして挟みました)ティッシュにキッチン用漂白剤を染みこませ、素手で触らないように割り箸を使い、シミの部分にペタペタと優しくなじませる。この時、マスクなどをして行うとよいかと思います。


手順3.シミが抜けたら、今度は新しいティッシュに普通の水をつけ、シミを落とした部分に再度ペタペタと優しくなじませ、漂白剤を落とします。


なんということでしょう。あのコーヒーのシミが消えてなくなりました!(手順3直後の写真)

裏にも滲んでしまっていたシミも、すっきり綺麗になりました。

気になる「こんな本のシミ」を試してみました

漂白なんかしてしまったら、全部まっ白になってしまうかも……と少しドキドキしていたのですが、印刷部分は消えず、滲んだりもしませんでした。

試したのはこちら……!

消えることを確認し安心できたので、今度は“こんなことあるある”を想定して、こんなシミを作ってみました。コップの底の跡がくっきり……

先程、ご紹介した手順と同様に試してみましたが、シミのみ綺麗に取れました!(写真は、手順3の水でなじませたところまでです)


次は、気になる“時間が経ってしまったシミ”。1日放置したシミで試してみましたが、こちらも綺麗に取れました。


こちらは、コーヒーよりも頑固そうな醤油のシミですが、こちらもしっかり取ることができました!(右の写真はシミをつけたページの裏側です)

今回コーヒーは2ページ程度、醤油は3ページ程度染みてしまいましたが、1ページずつ同様の手順で行ったところ、そちらも綺麗に取ることができました。

シミ抜き後の気になる「シワ」は?

本についたシミが消えたことに感動したのですが、シミ抜き後に気になったのは「シワ」。
本を濡らしたことにより、紙にシワができてしまいました。

そのシワを解消してくれるのが「アイロン」です。
今回は、髪のスタイリングに使うストレートヘアアイロンを100℃に設定して使用しました。(アイロンの場合、低温(80~120℃))

シミ抜きの翌日に試しましたがシワが目立たなくなりました。よりシワを伸ばすには、シミ抜き後、ある程度本が乾いた状態になったときのほうが良さそうです。
アイロンをかけるときは火傷に注意して、短時間ずつ、あまり強くプレスしないようにしてください。

他にもありました!本を濡らしてしまったときの対策法↓
“冷凍”で本のシワがまさかの復活!?
実践!濡れた本を復活させる一番いい方法とは?

シミ抜き完了!

どこに何のシミがあったのか、もうわかりませんよね。

[感想と反省]

漂白するときはティッシュよりコットンやガーゼなどのほうが本になじませやすそうです。また、こぼした範囲が何ページにも及んでいると作業に時間がかかるので、ちょっとこぼしたくらいの場合に役に立ってくれそうでした。しかし、シミが落ちたときの感動はひとしお!試してみる価値アリです!
*紙の素材によって、シミの落ち方に違いがあるかも知れません。お試しの際は自己責任でお願いします。

この記事のライター

アイウチ
絵本が好きなアラサー主婦です。休みの日は、カラフルなデコケーキを作ったり、衝動買いしてしまう生地で裁縫をしています。

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