2017年本屋大賞、恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』に決定!

今年で14回目を迎える「2017年本屋大賞」の結果発表と授賞式が、4月11日に明治記念館にて行われました。今年「いちばん! 売りたい本」と全国書店員が選んだタイトルは、

恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』です!

おめでとうございます!

2017本屋大賞オフィシャルページはこちらから

第156回直木賞につづき2度目の本屋大賞を受賞した恩田陸さん

2017年本屋大賞ついに決定!

内容紹介

俺はまだ、神に愛されているだろうか?

ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。

著者渾身、文句なしの最高傑作!

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?

著者:恩田陸(おんだ・りく)さんについて

1964年宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒。第3回日本ファンタジーノベル大賞候補となった『六番目の小夜子』で1992年デビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞長篇および連作短編部門賞を受賞、第133回直木賞候補(2005年上期)他、『蒲公英草紙―常野物語』2005年下期、『きのうの世界』2008年下期、『夢違』2011年下期、『夜の底は柔らかな幻』2013年上期、本作で2017年第156回直木賞受賞。

恩田陸さんの作品一覧

あらためまして、恩田陸さん2度目の本屋大賞ならびに第156回直木賞につづきの栄冠おめでとうございます!

関連リンク

2017年本屋大賞、結果発表迫る!ノミネート10作品を一挙ご紹介![2017年4月7日]


本屋大賞(ほんやたいしょう)とは

「本屋大賞」(ほんやたいしょう)とは2004年に設立された、書店員有志で組織するNPO法人「本屋大賞実行委員会」が運営する文学賞。キャッチコピーは「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」。一般の文学賞とは異なり作家・文学者は選考に加わらず、「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。過去一年の間、参加書店員が読み「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票。また「本屋大賞」は発掘部門も設け、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本を選ぶ。
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